朝ドラ

エール川俣銀行の実在モデルは東邦銀行!川俣と古関裕而について!

連続テレビ小説102作目『エール』

福島で代々続く老舗呉服屋の長男・古山裕一は、跡取り息子として商業を学び、伯父が経営する銀行に勤めることになります!そこで今回は、『川俣銀行』を中心に調査しました☆

ハナ
ハナ
跡取り息子として商業を学んだんじゃないの?!
サク
サク
残念ながら、在学中に呉服屋が倒産しちゃったんだ・・・。

ということで、『川俣銀行』の実在モデル・川俣と古関裕而さん・川俣銀行で勤務するキャストなどを紹介します!

川俣銀行とは?

『川俣銀行』は、古山裕一や古関裕而さんが働くことになる銀行です。
※ドラマ内でも実名の”川俣銀行”という名前を使用!

古山裕一や古関裕而さんは商業高校を卒業後、伯父が頭取を務める川俣銀行で働きます。跡取りとして商業高校に行ったのですが、在学中に家業の呉服店が倒産してしまったのがきっかけです。その一方で、音楽への思いを断ち切れない2人は、音楽(作曲)も続けていました。

実在モデルは東邦銀行!


古関裕而さんの母・ヒサさんの実家は武藤家!福島県川俣町の大富豪で、1894年(明治27年)に創業した「川俣永続社」という銀行類似の商売を営んでいました。その後、1914年(大正3年)に「川俣銀行」へと改称しています!

●1939年(昭和14年):郡山商業銀行から、白川実業銀行と一緒に買収されました!
●1941年(昭和16年):郡山商業銀行・会津銀行・白河瀬谷銀行が合併!

1941年頃、日本の金融界は1927年に始まった”金融恐慌の荒波”が全国的に押し寄せていました!1930年代には福島県内の各銀行や銀行類似などの金融機関が相次いで破綻・・・。そのなかで国は「1県1行主義」の大号令のもと、生き残った銀行の集約を図っていきます。

その影響を受けて、郡山商業銀行・会津銀行・白河瀬谷銀行の3行が合併。そうして東邦銀行が誕生し「東邦銀行 川俣支店」へとなりました!

川俣と古関裕而さんについて!

川俣銀行に就職!

1928年、福島商業学校(現:福島県立商業高等学校)を卒業した古関裕而さんは、数カ月間は音楽浪人をしてブラブラしていました。そこで伯父・武藤茂平さんは、経営している川俣町の川俣銀行に雇います。古関裕而さんは、1928年5月頃~1930年5月まで満2年間、川俣銀行に勤務しました。

ただ、銀行の仕事はほとんど任されず、勤務中は音楽の勉強をしたり、火鉢でリズムをたたいたりしていたそうです。帳簿の間に五線紙をはさんで、作曲をしていることも・・・。

武藤茂平さんの家は「ちりめん屋」と号し、味噌・醤油の醸造を業をしていました。古関裕而さんはそこに居候してお世話になり、銀行まで通っています。

武藤茂平さんの家には、古関裕而さんのいとこの”木村ヤス”さんのオルガンがあり、このオルガンや川俣小音楽室のピアノを弾くなど、音楽漬けの日々を過ごしました。そんな、古関裕而さんが作曲に使ったとされるオルガンは現在、木村さんの孫の重幸さんが保管しています!

古関裕而さんは1929(昭和4)年、作曲した「竹取物語」が英国の国際コンクールで入選し、金子さんと文通を始めました。その後、金子さんと結婚して町を離れています。

古関裕而さんが見た川俣町!

古関裕而さんは、川俣町について下記のように思っていたようです!

「目が覚めるとまず裏庭から鶏の声が聞こえ、向かいの鍛冶屋の槌の音が響いてくる。私にとって川俣の朝の音楽である。やがて町のあちこちから筬の音が響き出してくる。伯父の家の向かい側に舘の山という小高い山があって、よく登っては白秋の詩等を読んだり、作曲したりした。私のメロディーは福島と川俣の風光から生まれたのだ。私はこのような静かな町が大好きである。」

※「作曲を志す町」から抜粋したものです。

古関裕而さんが生涯に作曲した作品は5,000曲に及ぶと言われていますが、その中には「川俣町民の歌」「川俣音頭」「川俣町立川俣中学校校歌」など、川俣町と関係の深い作品も残されています。

エール「川俣銀行」勤務のキャストは?

権藤茂兵衛/風間杜夫さん

この投稿をInstagramで見る

 

連続テレビ小説「エール」(@nhk_yell)がシェアした投稿


まさの兄で、川俣の銀行を経営する大実業家。子どもにめぐまれず、古山家の兄弟のどちらかを養子として権藤家に迎えたいと思っています。

1949年4月26日生まれ、東京都世田谷区三軒茶屋出身!蒲田行進曲』に出演したことを契機に顔が知られ、『スチュワーデス物語』の村沢浩教官役で人気を獲得。

松坂寛太/望月歩さん

この投稿をInstagramで見る

 

あゆ(@m_moon_179)がシェアした投稿


川俣銀行行員です。川俣銀行で2年目の新人。頭取の茂兵衛や、将来の頭取と言われる裕一にこびを売ったりします。

2000年9月28日生まれです!2014年、宮部みゆきさん原作の映画『ソロモンの偽証』で中学生・柏木卓也役に抜擢され、俳優デビューを果たします。

落合五郎/相島一之さん

この投稿をInstagramで見る

 

松尾諭(@satoru_matsuo)がシェアした投稿


川俣銀行の支店長で、行員たちをまとめるリーダー的存在。裕一を陰ながら心配し、応援しています。

1961年11月30日生まれ、埼玉県熊谷市出身です!大学在学中に劇団テアトルジュンヌに入団し、演劇を始めます。1984年12月公演『Happy X’mas GAME IS NOT OVER』では脚本と役者を担当しました。

鈴木廉平/松尾諭さん

この投稿をInstagramで見る

 

NATAL DESIGN(@nataldesign1999)がシェアした投稿


川俣銀行行員です。女好きで、裕一をダンスホールに誘ったりします。

1975年12月7日生まれ、兵庫県尼崎市出身です!映画『忘れられぬ人々』で俳優デビューしました。下積み時代には同事務所の女優・井川遥さんの付き人も務めています。

菊池昌子/堀内敬子さん

この投稿をInstagramで見る

 

堀内敬子(@horiuchi_keiko)がシェアした投稿


川俣銀行事務員です。川俣銀行の紅一点。裕一に女心を教えます。

1971年5月27日生まれ、東京都府中市出身です!1990年に、劇団四季附属研究所入所。1991年に『ミュージカル李香蘭』で初舞台を踏みます。在籍中は『キャッツ』『美女と野獣』『ウエストサイド物語』『エビータ』、など数々のミュージカル作品でヒロインを務めました。

まとめ

今回は、エールに登場する「川俣銀行」の誕生秘話や川俣町と古関裕而さんについてなどを紹介しました!裕一と働く仲間は、優しいキャラでいっぱいです☆エールに登場する川俣銀行のシーンを楽しみに待ちましょう♪

最後まで読んでいただき、ありがとうございました☆