おちょやん灯子の実在モデル九重京子の家系図や生涯をチェック！

連続テレビ小説103作目『おちょやん』

女優の道を生き抜き「大阪のお母さん」と呼ばれるまでになった、ひとりの女性の物語。女優の道にすべてを懸けるヒロイン・竹井千代は、喜劇界のプリンス・天海一平と結婚し、自分らしい生き方と居場所を見つけていきます☆しかし、そんな竹井千代に悲劇が・・・？！

ということで今回は、朝日奈灯子の実在モデル「九重京子」さんの家系図や生涯について紹介します☆

九重京子さんの家系図に注目！

1921年(大正10年)10月1日に、大阪府大阪市大正区で誕生した九重京子(渋谷喜久栄)さん。両親は一人っ子同士という理由で結婚に反対されていたそうで、九重京子さんが誕生してすぐに別れています。

ということで、九重京子さんの両親については詳細が分かりませんでした。何か情報があれば追記します。

九重京子さんの生涯とは？

男役スターへ

小学校を卒業した九重京子さんは、宝塚音楽歌劇学校へ進学しました。しかし1年後、自宅から遠いという理由で辞め、大阪にある松竹歌劇団へ入り直しています。

そうして舞台稽古に励んでいた九重京子さんはある日、松竹歌劇団の上級生が倒れたため大役を任されることになり、14歳で初舞台を踏みました。それ以降は、男役スターとして活躍しています。

渋谷天外さんとの出会い

昭和22年、九重京子さんは松竹歌劇団を辞め、森光子さんらと歌謡ショーに出演したり巡業に出たりしていました。

1948年(昭和23年)、「曾我廼家五郎劇」と「松竹家庭劇」が合併し、「松竹新喜劇」が旗揚げされました。その頃巡業に回っていた九重京子さんは、松竹から松竹新喜劇に入らないかと勧められ、入団を決意。そこで、渋谷天外さんと出会いました。

不倫関係に・・・

「松竹新喜劇」が軌道に乗り始めた頃、渋谷天外さんと九重京子さんは不倫関係となり、子どもができたと判明。子どもがいなかった渋谷天外さんは、我が子を抱けると喜んで、浪花千栄子さんとの離婚を選びました。

浪花千栄子さんは看板女優となっていましたが、二人の不倫がきっかけで「松竹新喜劇」を退団。その後は芸能界からも身を引いて、京都でひっそりと暮らし始めました。

一方、渋谷天外さんと九重京子さんは、浪花千栄子さんと離婚が成立した昭和30年に入籍して2年後に、松竹新喜劇10周年公演の舞台で曾我廼家五郎八さんと合同結婚式を行っています。

晩年

1965年(昭和40年)渋谷天外さんが公演中に倒れてしまいますが、何とか麻痺が残りながらも舞台復帰しました。1982年(昭和57年)渋谷天外さんは、人間ドックを受けるために入院したのですが胃潰瘍による出血で危篤状態に・・・。

その際、九重京子さんは渋谷天外さんから「千栄子」と呼ばれ、「それは前の奥さんですよ」と言いますが、その後も付き合ってきた女性の名前を呼び、九重京子さんの名前は出てこなかったそうです。

そして、1983年(昭和58年)3月18日に渋谷天外さんが心不全により76歳で死去しました。看取った九重京子さんは、2015年(平成27年)4月5日に94歳で死去しています。

子どもは3代目・渋谷天外さん！

長男：渋谷成男

1950年12月に、二代目・渋谷天外さんと九重京子さんの長男として誕生しました。しかし情報があまりなく、詳しい生い立ちなどがわかりませんでした。

渋谷成男さんは、渋谷天外さんに役者に向いていないと言われたことがあったようです。しかし、渋谷成男さんは「当たらないと貧乏しないといけないような仕事はしたくない」と思っていました！

次男：渋谷喜作

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1954年12月1日に大阪で、二代目・渋谷天外さんと九重京子さんの次男として生まれました。何も知らないまま、3歳で舞台デビュー。大学在学中は、見よう見真似で喜劇の台本を書くこともあったようです。

1977年に大学を卒業し、正式に「松竹新喜劇」へ入団しました。藤山寛美さんに”渋谷天笑”と名付けてもらい、テレビでも活躍するようになりました。1991年から「新生松竹新喜劇」の代表に就任し、翌1992年から”三代目・渋谷天外”を襲名”しています。

まとめ

今回は、「おちょやん」に登場する朝日奈灯子の実在モデル・九重京子さんの生涯について紹介しました☆九重京子さんの生い立ちについては情報がなく、詳しいことは分かりませんでした。

渋谷天外さんとの不倫が、おちょやんではどう描かれるのか…。そして、次男の3代目・渋谷天外さんが今後どう活躍するかにも注目しましょう♪最後まで読んでいただき、ありがとうございました☆