東京オリンピック2020

東京オリンピック2020メダル最新情報!選手の経歴や種目に注目!

「東京オリンピック2020」

新型コロナウイルス(COVID-19) の影響で延期となっていたオリンピックですが、1964年大会以来57年ぶりに東京で幕を開けました!!今回の東京オリンピック2020では、33競技339種目が実施されます!

ハナ
ハナ
2021年8月8日までの17日間で、メダルはどれくらい獲得されるだろうね!
サク
サク
コロナもあるし、おうちで応援しないと☆

ということで今回は、東京オリンピック2020でのメダル獲得数・メダリストの経歴や種目に注目します!

ーもくじー

「東京オリンピック2020」メダル獲得数をチェック!

東京オリンピック2020メダル最新情報を紹介します!

国・地域 金メダル 銀メダル 銅メダル 合計
アメリカ 39 41 33 113
中国 38 32 18 88
日本 27 14 17 58
イギリス 22 21 22 65
ROC(ロシアオリンピック委員会) 20 28 23 71
オーストラリア 17 7 22 46
オランダ 10 12 14 36
フランス 10 12 11 33
ドイツ 10 11 16 37
イタリア 10 10 20 40
カナダ 7 6 11 24
ブラジル 7 6 8 21
ニュージーランド 7 6 7 20
キューバ 7 3 5 15
ハンガリー 6 7 7 20
韓国 6 4 10 20
ポーランド 4 5 5 14
チェコ 4 4 3 11
ケニア 4 4 2 10
ノルウェー 4 2 2 8
ジャマイカ 4 1 4 9
スペイン 3 8 6 17
スウェーデン 3 6 0 9
スイス 3 4 6 13
デンマーク 3 4 4 11
クロアチア 3 3 2 8
イラン 3 2 2 7
セルビア 3 1 5 9
ベルギー 3 1 3 7
ブルガリア 3 1 2 6
スロベニア 3 1 1 5
ウズベキスタン 3 0 2 5
ジョージア 2 5 1 8
台湾 2 4 6 12
トルコ 2 2 9 13
ウガンダ 2 1 1 4
ギリシャ 2 1 1 4
エクアドル 2 1 0 3
アイルランド 2 0 2 4
イスラエル 2 0 2 4
カタール 2 0 1 3
コソボ 2 0 0 2
バハマ 2 0 0 2
ウクライナ 1 6 12 19
ベラルーシ 1 3 3 7
ベネズエラ 1 3 0 4
ルーマニア 1 3 0 4
インド 1 2 4 7
香港 1 2 3 6
スロバキア 1 2 1 4
フィリピン 1 2 1 4
南アフリカ 1 2 0 3
オーストリア 1 1 5 7
エジプト 1 1 4 6
インドネシア 1 1 3 5
エチオピア 1 1 2 4
ポルトガル 1 1 2 4
チュニジア 1 1 0 2
エストニア 1 0 1 2
タイ 1 0 1 2
フィジー 1 0 1 2
ラトビア 1 0 1 2
バミューダ 1 0 0 1
プエルトリコ 1 0 0 1
モロッコ 1 0 0 1
コロンビア 0 4 1 5
アゼルバイジャン 0 3 4 7
ドミニカ共和国 0 3 2 5
アルメニア 0 2 2 4
キルギス 0 2 1 3
モンゴル 0 1 3 4
アルゼンチン 0 1 2 3
サンマリノ 0 1 2 3
ナイジェリア 0 1 1 2
マレーシア 0 1 1 2
ヨルダン 0 1 1 2
北マケドニア 0 1 0 1
サウジアラビア 0 1 0 1
トルクメニスタン 0 1 0 1
ナミビア 0 1 0 1
バーレーン 0 1 0 1
リトアニア 0 1 0 1
カザフスタン 0 0 8 8
メキシコ 0 0 4 4
フィンランド 0 0 2 2
ガーナ 0 0 1 1
クウェート 0 0 1 1
グレナダ 0 0 1 1
コートジボワール 0 0 1 1
シリア 0 0 1 1
ブルキナファソ 0 0 1 1
ボツワナ 0 0 1 1
モルドバ 0 0 1 1

 

メダリストの経歴や種目に注目!

「東京オリンピック2020」でメダルを獲得した日本の選手の経歴や種目を、金・銀・銅メダルごとに紹介します!

金メダルを獲得した選手!

競泳/女子400メートル・200メートル個人メドレー


女子400メートル個人メドレーの決勝で、最初のバタフライから得意の背泳ぎに3番手で入り勢いに乗っていた大橋悠依選手。平泳ぎでトップをキープした大橋選手は、最後の自由形でも粘りを見せて、4分32秒08でフィニッシュし、金メダルを獲得しました。

女子200メートル個人メドレー決勝では、最初のバタフライで5番手に。続く得意の背泳ぎでは一気に2番手まで順位を上げて、平泳ぎもそのままトップ争いを続けました。最後の自由形は激しい競り合いになりましたが、タッチの差でかわし、2分8秒52で金メダルを獲得。日本女子選手では夏のオリンピックで初めて、1つの大会で2つの金メダルを獲得しました。

大橋悠依さん
1995年10月18日生まれ、滋賀県出身。幼稚園時代から水泳を始め、長い手足を生かした水の抵抗が少ない伸びのある泳ぎが特徴。膝の脱臼による故障や貧血に悩まされる時期がありましたが克服し、世界選手権は2017年に200mで銀、2019年は400mで銅を獲得しています。

柔道/男子60キロ級


2016年に開催されたリオデジャネイロ・オリンピックで、銅メダルを獲得した高藤直寿選手。決勝では、台湾の選手・楊勇緯さんを延長の末に指導3の反則勝ちで下し、日本金メダル第1号となりました。全4試合中3試合が延長戦となっています。

●高藤直寿さん
1993年5月30日生まれ、栃木県出身。小内刈りや内股の得意技に加え多彩な技を繰り出す変幻自在な柔道が持ち味。7歳の時に柔道を始め、現在は世界ランク4位に!2011年世界ジュニア選手権制覇し、2013・2017・2018年世界選手権では優勝を果たしています。

柔道/女子52キロ級

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初戦の2回戦、釣腰で技ありを奪いそのまま抑えこんで「合わせ技一本」で勝利。準々決勝では技ありで優勢勝ちし、準決勝に進みました。準決勝では、リオデジャネイロ大会の銀メダリスト、イタリアのオデッテ・ジュフリダ選手と対戦し、延長3分すぎに阿部選手が内股で技ありを奪って優勢勝ち。

決勝は、フランスのアマンディーヌ・ブシャール選手と対戦。4分間で勝負が決まらず、延長4分半ごろに阿部選手が抑え込みで一本勝ちし、初出場で金メダルを獲得しました!

阿部詩さん
2000年7月14日生まれ、兵庫県出身。三人兄妹の末っ子で柔道は5歳で始めました。初出場だった2018年の世界選手権で優勝し、初めて兄と同時金メダルを獲得。2019年の世界選手権ではリオ五輪の金メダリストらを破り2連覇。2019年11月の国際大会で負けるまで外国勢に48連勝していました。

柔道/男子66キロ級

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準決勝に進みブラジルのダニエル・カルグニン選手と対戦。試合は激しい組み手争いが続きましたが、阿部選手はキレのある技で積極的に攻め続け、開始2分半ごろに背負い投げで一本勝ちしました。決勝は、ジョージアのバザ・マルクベラシュビリ選手と対戦し、開始2分ごろ、豪快な大外刈りで技ありを奪います。その後も、相手の力技を冷静にいなして優勢勝ちしました。

阿部選手と妹の詩選手は柔道史上初、オリンピック大会できょうだいでの金メダル獲得となっています。

●阿部一二三さん
1997年8月9日生まれ、兵庫県出身。講道館杯、全日本体重別選手権を史上初めて高校2年生で制し、この頃から”東京オリンピックの星”と呼ばれるように。得意技は背負い投げや袖釣り込み腰で世界選手権は2017年から2連覇を果たしています。2020年12月の日本柔道では史上初となった1試合での代表内定決定戦を制し代表に。

柔道/男子73キロ級


初戦の2回戦と続く3回戦とも一本勝ちし、準々決勝に進みました。準々決勝は前回大会の決勝と同じ相手、アゼルバイジャンのルスタム・オルジョフ選手。大野選手は開始2分すぎに内股で技ありを奪い、3分すぎには小内刈りで再び技ありを奪って「合わせ技一本」で勝ちました。

準決勝はモンゴルの選手に延長戦の末、小外がけで技ありを奪って決勝へ。迎えた決勝は、ジョージアのラシャ・シャフダトゥアシビリ選手と対戦しました。決勝も延長戦になりましたが、しっかりと両手で組んで攻め続けた大野選手。延長5分半ごろに支え釣り込み足で技ありを奪って勝って金メダルを獲得しました。

●大野将平さん
1992年2月3日生まれ、山口県出身。7歳で柔道を始め、内股や大外刈りなどを駆使した相手を寄せ付けない強さと礼儀正しさが称賛受けています。2018年のアジア大会で優勝、2019年には世界選手権6試合すべて一本勝ちで金メダルを獲得。日本の柔道男子として史上4人目の五輪2連覇を達成しました。

柔道/男子81キロ級


初戦の2回戦で、トルコのベダ・アルバイラク選手と延長戦に。3回戦は、国際大会で敗れたイタリアのクリスティアン・パルラーティ選手と対戦し、終了間際に鮮やかな払い腰を決め一本勝ちしました。

準々決勝も延長戦を制し、準決勝では世界選手権で優勝したベルギーのマティアス・カッセ選手と対戦。延長2分50秒ごろ、背負い投げで技ありを奪って勝ち決勝に進みました。決勝は、世界選手権で優勝経験のあるモンゴルのサイード・モラエイ選手と対戦。延長1分40秒すぎ、足車で技ありを奪って、金メダルを獲得しました。

●永瀬貴規さん
1993年10月14日生まれ、長崎県出身。柔道は6歳の時に始め、長い手足を生かした足技が得意です。前回リオ大会では銅メダルを獲得。2017年の世界選手権でひざのじん帯を痛め1年ほどのブランクを経ています。2019年の国際大会では4大会連続で優勝し復活しました。

柔道/女子70キロ級


初戦の2回戦、延長1分半に大外刈りで一本勝ちしました。準々決勝は開始3分、体落としで技あり、そのまま「縦四方固め」で技ありを奪って「合わせ技一本」で勝っています。準決勝では、国際大会で敗れているロシアオリンピック委員会のマヂナ・タイマゾワ選手と対戦。この試合も延長戦にもつれ込みましたが、12分41秒に絞め技で一本勝ちしました。

決勝はオーストリアのミヒャエラ・ポレレス選手と対戦。開始1分すぎに小外刈りで技ありを奪います。さらにその後も足技や寝技を次々に仕掛けて、そのまま優勢勝ちし金メダルを獲得しました。

●新井千鶴さん
1993年11月1日生まれ、埼玉県出身。お兄さんの影響で6歳から地元・男衾クラブで柔道を始めます。長い手足を生かした内股や大外刈りが得意です。2017年と2018年の世界選手権は連続して制しています。2019年は3回戦で敗退など苦しみましたが、2021年2月の国際大会で優勝しました。

柔道/女子78キロ級

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初戦の2回戦と続く準々決勝を得意の寝技を駆使して勝ち上がりました。準決勝では、世界選手権で優勝したドイツのアナマリア・ワグナー選手と対戦。開始1分すぎに相手の体勢を崩した濱田選手は「腕ひしぎ十字固め」で一本勝ちしました。

決勝はフランスのマドレーヌ・マロンガ選手と対戦し、得意の寝技に持ち込み開始1分すぎ、抑え込みで一本勝ちしました。決勝までの4試合をすべて一本勝ちで進み、金メダル獲得しています。

濱田尚里さん
1990年9月25日生まれ、鹿児島県出身。1
0歳の時に「国分西柔道クラブ」へ入門し、寝技の技術は世界屈指と言われています。ロシア発祥の格闘技サンボの世界選手権で優勝経験があり、2018年の世界選手権では元世界チャンピオンや世界ランク1位の強豪を次々に破って初の金メダルを獲得しました。

柔道/男子100キロ級


初戦の2回戦を一本勝ち、続く準々決勝を優勢勝ちし勝ち上がります。準決勝ではジョージアのバーラム・リパルテリアニ選手と対戦し、試合開始2分40秒ごろに大内刈りで技ありを奪って優勢勝ちしました。

決勝は、韓国のチョ・グハム選手と対戦。延長でウルフ選手は大内刈りや内股で攻め続け、延長5分半ごろ、大内刈りで一本勝ちしました。ウルフ選手は初めてのオリンピックで金メダル獲得です。

ウルフアロンさん
1996年2月25日生まれ、東京都出身。6歳から柔道を始め、パワーを生かした豪快な柔道が持ち味です。大内刈りや内股が得意。初出場だった2017年の世界選手権では、豊富なスタミナを生かして6試合中、4試合を延長の末に制して金メダルを獲得しました。2019年には全日本選手権で初優勝、世界選手権では銅メダルを獲得しています。

柔道/女子78キロ


初戦の2回戦から準決勝までの3試合をすべて一本勝ちし、勝ち上がりました。決勝は前回のリオデジャネイロ大会の銀メダリスト、キューバのイダリス・オルティス選手と対戦。延長戦に入って素根選手が足技や投げ技などで終始攻め続けたのに対して、オルティス選手はなかなか技が出なくなり、3つ目の指導が与えられました。素根選手は相手の反則負けにより勝って金メダルを獲得しています。

●素根輝さん
2000年7月9日生まれ、福岡県出身。7歳から柔道を始めていて、相手の懐に入っての背負い投げや大内刈りが得意です。2017年の世界ジュニア選手権で優勝し、この階級の第一人者だった朝比奈沙羅さんを2018年から5回続けて破りました。初出場した2019年の世界選手権で金メダルを獲得しています。

スケートボード/男子ストリート

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予選は、後半でミスが出て6位と、決勝に進出したものの得点は伸びませんでした。決勝では、45秒滑る「ラン」で着地にミスが出て得点が出ませんでした。しかし、ここから修正した堀米選手。

1つの技で勝負する「ベストトリック」。1回目で9.03の高得点を出し勢いに乗りました。
そして3回目には、後ろ向きに270度回転して手すりに飛び乗り、板の部分を滑らせる「ノーリーバックサイド270スイッチボードスライド」を決めます。

4回目には、堀米選手の代名詞の1つ、270度回転して手すりに飛び乗り、板の先端部分を滑らせる「ノーリーバックサイド270ノーズスライド」を完璧に決めて9.50とこの日、全選手の中で最高得点をマークしました。

最後の5回目も、高いジャンプから半回転して手すりに飛び乗り、後輪の金属部分を滑らせる「ノーリーハーフキャブスイッチ5-0グラインド」を成功させ、ベストトリックで9点台を4回そろえる勝負強さを見せています。

堀米雄斗さん
1999年1月7日生まれ、東京都出身。6歳のときに、父親の影響でスケートボードを始めました。中学生から「ストリート」の種目を本格的に始めています。2019年のシーズンでは、オリンピックの選考対象となる国際大会で2連勝したほか、世界選手権でも準優勝し、世界トップレベルの選手となりました。

スケートボード/女子ストリート

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ストリートは、街中のようなコースで行われ、45秒の間に何回も技を繰り出す「ラン」を2回、一発の大技で勝負する「ベストトリック」を5回行い、得点の高い4回の合計点で競います。

2回の「ラン」を終えた時点で3位でしたが、「ベストトリック」の3回目で4.15の高得点をマークし、続く4回目もボードを回転させながら手すりに飛び乗りボードを滑らせる大技、「ビッグスピンボードスライド」を決めるなど勢いある滑りを見せ、得点を15.26として金メダルを獲得しました。

13歳10か月での金メダル獲得で、日本選手で史上最年少のメダル獲得となっています

西矢椛さん
2007年8月30日生まれ、大阪府出身。安定した滑りと技の高い成功率が持ち味です。2019年小学6年生の時に出場した世界最高峰の大会「Xゲーム」のアメリカ大会でいきなり準優勝を果たし、注目を集めました。最終予選の2021年世界選手権では準決勝7位、決勝では大技を決めて2位に入っています。

体操/男子個人総合

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最初の種目のゆかで、G難度の大技「リ・ジョンソン」を決め、予選より高い14.833の得点をマーク。2種目のあん馬と5種目めの平行棒では、15点台の得点をマークしました。
鉄棒では、G難度の「カッシーナ」など手放し技を次々と成功させたほか、最後の着地も決めて14.933の得点をマークしています。

橋本選手は6種目の合計で88.465の得点で初めてのオリンピックで金メダルを獲得しました。

橋本大輝さん
2001年8月7日生まれ、千葉県出身。
高校3年で初出場の2019年世界選手権では、予選で日本勢トップの得点を次々にマーク、団体で銅メダルを獲得しました。2021年の代表選考の全日本選手権決勝では15点台の高得点を連発し予選7位からの大逆転で初優勝を果たしています。

卓球/混合ダブルス

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卓球の新種目、混合ダブルスの決勝で日本の水谷隼選手と伊藤美誠選手のペアが中国のペアにゲームカウント4対3で勝って金メダルを獲得しました。日本が卓球で金メダルを獲得したのは初めてです。

水谷隼さん
1989年6月9日生まれ、静岡県出身。柔らかいボールタッチを生かした多彩なサーブや力強いフォアハンドを得意としています。前回のリオデジャネイロオリンピックでは男子団体で銀メダル、さらに男子シングルスでは、日本卓球界の個人種目で初となる銅メダルを獲得しました。2019年の全日本選手権、男子シングルスでは、自らが持つ最多優勝回数を更新する10回目の優勝を果たしています。

伊藤美誠さん
2000年10月21日生まれ、静岡県出身。日本女子トップの世界ランク2位で東京五輪のシングルス、団体、混合ダブルスで代表入り。速攻が持ち味で独創的な技も得意です。国際大会で次々と史上最年少優勝の記録を塗り替え15歳で出場したリオ五輪では団体で銅メダルを獲得しています。

フェンシング/男子エペ団体

 

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フェンシング男子エペ団体には山田優選手・加納虹輝選手・見延和靖選手・宇山賢選手が出場し、決勝には見延選手を除く3人が臨みました。団体戦は先に45ポイントを取ったチームか、9試合を戦って合計ポイントの多いチームが勝ちとなります。

世界ランキング8位の日本は、1回戦でアメリカを相手に最大8点リードされながら逆転勝ちして勢いにのり、準々決勝で世界ランキング1位のフランスに競り勝ちます。準決勝では、韓国を破って、決勝はロシアオリンピック委員会との対戦となりました。

日本は1試合目で山田選手が世界ランキング2位のセルゲイ・ビダ選手と対戦し5対4とリードする上々のスタートを切りました。

日本がリードする展開で試合を進め、37対33と4点リードで迎えた9試合目でもアンカーの加納選手が粘るビダ選手を攻め続けて突き放し、日本が45対36でロシアオリンピック委員会に勝ち金メダルを獲得。フェンシングで日本が金メダルを獲得するのは初めてでです。

●加納虹輝さん
1997年12月19日生まれ、愛知県出身。小柄ながら、ダミナミックな攻撃が持ち味です。2019年のワールドカップで優勝したほか、世界選手権でも6位に入るなど国際大会で実績を残し、メダルが期待される団体戦でも貢献してきました。2017年のW杯3位が初の表彰台です。

山田優さん
1994年6月14日生まれ、三重県出身。長身を生かしたダイナミックな攻撃が持ち味です。2019年のアジア選手権や全日本選手権で優勝。2020年3月のグランプリ大会で初優勝。国際連盟が定めた五輪出場に向けた個人ランキングで日本勢トップの4位となり初の代表に。

見延和靖さん
1987年7月15日生まれ、福井県出身。長いリーチを生かした攻撃が持ち味で、2015年のW杯男子エペ個人で初優勝を果たしています。リオ五輪では6位入賞。その後もW杯やグランプリといった国際大会で優勝。2019年には日本選手で初めて国際フェンシング連盟の年間ランキング1位となりました。

宇山賢さん
1991年12月10日生まれ、香川県出身。長身と長いリーチを生かしてカウンターを狙う攻めを得意としています。男子エペ団体で日本代表が優勝した2019年3月のワールドカップでは、メンバーの1人として貢献。2019年のアジア選手権では準優勝したほか、2020年の全日本選手権でも準優勝の成績を残しています。

ソフトボール

日本の先発メンバー!
1 【中】 山田恵里さん
2 【一】 内藤実穂さん
3 【右】 原田のどかさん
4 【三】 山本優さん
5 【指】 藤田倭さん
6 【左】 山崎早紀さん
7 【捕】 我妻悠香さん
8 【二】 市口侑果さん
9 【遊】 渥美万奈さん
先発投手 上野由岐子 さん

ソフトボールの決勝は横浜スタジアムで行われ、世界ランキング2位の日本は世界1位のライバル・アメリカと対戦しました。試合は0対0の4回、日本が2アウト一塁三塁から9番・渥美万奈選手のタイムリー内野安打で1点を先制。

続く5回はアメリカのエース、モニカ・アボット投手から5番・藤田倭選手がタイムリーヒットを打って追加点をあげました。投げては先発したエースの上野由岐子投手が5回まで無失点に抑えます。

6回に先頭バッターをヒットで出したところで後藤希友投手にスイッチし、後藤投手は一塁二塁のピンチを招きましたが、味方の好守もあって無失点で切り抜けました。そして、7回には再び登板した上野投手が3者凡退で抑えて、日本が2対0で勝ち、金メダルを獲得しました。ソフトボールは13年前の北京大会から3大会ぶりに復活し、日本はその時以来となる金メダルです。

ボクシング/女子フェザー級


入江聖奈選手は決勝で、フィリピンのネスティー・ペテシオ選手と対戦しました。この選手はおととしの世界選手権のチャンピオンで、敗れていた強敵です。第1ラウンド、入江選手は、踏み込んでパンチを当てるなど試合を優位に進めました。

しかし第2ラウンドは、積極的に攻めてくるネスティー・ペテシオ選手に押される展開に。最終の第3ラウンドは打ち合いの中でもうまく攻めをしのいでボディーへのパンチや左右の連打を決めました。

入江選手は5対0の判定で勝って、金メダルを獲得しました。ボクシング女子で、日本選手がメダルを獲得するのは初めてです。

●入江聖奈さん
2000年10月9日生まれ、鳥取県出身!小学生の時、ボクシングの漫画を読んだことをきっかけに競技をはじめ、高校3年生で全日本選手権を制しました。2019年世界選手権ではベスト8に入るなど活躍しています。カウンターを仕掛けるタイミングのうまさが持ち味で、右利きながら左のパンチにも威力がある選手です。

体操/男子種目別・鉄棒


男子種目別・鉄棒の決勝は、予選を通過した8人の選手が出場しました。予選1位で通過した橋本選手は、演技の序盤でG難度の「カッシーナ」やE難度の「コールマン」などの手放し技を次々と成功させます。

そして、美しく安定感のある演技で最後の着地も決め、決勝でただひとり15点台となる15.066の得点をマークし、金メダルを獲得しました。体操男子の種目別・鉄棒で日本が金メダルを獲得したのは、1984年のロサンゼルス大会の森末慎二さん以来37年ぶりです。

 橋本大輝さん
2001年8月7日生まれ、千葉県出身。
高校3年で初出場の2019年世界選手権では、予選で日本勢トップの得点を次々にマーク、団体で銅メダルを獲得しました。2021年の代表選考の全日本選手権決勝では15点台の高得点を連発し予選7位からの大逆転で初優勝を果たしています。

スケートボード/女子パーク

 

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スケートボード/女子パークは、すり鉢状のコースで1人45秒間を3回滑り、技の難度やスピードなどで最も高い得点を競います。

世界2位の四十住さくら選手は、予選4位で決勝に進みました。

四十住選手は1回目で、高さのあるジャンプのほか、予選では出していなかった1回転半する大技の「540」を2回連続で決め、予選と決勝を通じてただひとり60点台となる60.09の高得点を出して金メダルを獲得しました。

四十住さくらさん
2002年3月15日生まれ、和歌山県出身。兄の影響で小学6年生のときにスケートボードを始めました。コースの「ふち」を使った多彩な技が持ち味で、スピード感のあるダイナミックな滑りが特長です。技の種類は100種類を超え、2018年にアジア大会とパーク初の世界選手権で金メダルを獲得しています。

レスリング/女子62キロ級

 

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決勝では、おととしの世界選手権で優勝したキルギスのアイスルー・ティニベコワ選手と対戦しました。前半1ポイントを先制されましたが、残り1分を切ったところで川井選手が鋭いタックルを決め2ポイントを奪って逆転。

後半も積極的に攻め続けてポイントを重ねた川井選手は、4対3で競り勝っています。川井選手は初めてのオリンピック出場で金メダルを獲得しました。

川井友香子さん
1997年8月27日生まれ、石川県出身。レスリング一家で育ち、姉の梨紗子さんはオリンピックの金メダリストです。左肩を手術するなどけがに苦しんだ時期もありましたが、2018年には世界選手権で銀メダル、全日本選手権では2連覇を達成しています。

レスリング/女子57キロ級


決勝では、おととしの世界選手権3位でベラルーシのイリーナ・クラチキナ選手と対戦。前半に鋭いタックルから2ポイントを奪って先制しました。後半も積極的に攻めてポイントを重ね、5対0で勝って金メダルを獲得しています。

川井選手は前回のリオデジャネイロ大会の63キロ級で金メダルを獲得していて、2大会連続の金メダルとなりました。また、今大会では、妹の友香子選手が62キロ級で金メダルを獲得していて、同じ大会で日本で初めてとなる、姉妹での金メダル獲得となっています。

川井梨紗子さん
1994年11月21日生まれ、石川県出身。両親もレスリング選手で小学2年生の時にレスリングを始め、吉田沙保里さんなどと技を磨いてきました。2016年のリオデジャネイロオリンピックでは金メダルを獲得したほか、2017年から世界選手権を3連覇しています。組み手争いの強さ、タックルに入るスピードなどバランスが取れた攻撃的なレスリングが持ち味です。

空手/男子形


予選と準決勝で出場した選手の中ではトップとなる28点台を出して順当に勝ち上がり、決勝では、スペインのダミアン・キンテロ選手と対戦。先に演武したのはキンテロ選手で、「スーパーリンペイ」で臨み、キレのある演武でポイントが27.66となりました。

一方、喜友名選手は「オーハンダイ」を選択。この形は手数が多くバランス感覚などが求められ、一歩を踏み出す間に次々に技を繰り出すため難度が高いと言われています。それでも、持ち味の力強さをいかした突きと蹴りや、軸がぶれない安定感ある演武を披露し、ポイントは28.72でした。

喜友名選手は1.06の差で勝ち、空手で日本選手としては初めての金メダルを獲得しました。

喜友名諒さん
1990年7月12日生まれ、沖縄県出身。鋭い突きや蹴りを繰り出す力強い演武が持ち味で、全日本選手権で史上初の9連覇を達成している日本の「形」の第一人者です。およそ4年間で96連勝しました。2018年11月に行われた世界選手権で3連覇を果たすなど圧倒的な実力と存在感を示し続けています。

野球

 

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【日本の先発メンバー】
1【指】山田哲人さん(ヤクルト)
2【遊】坂本勇人さん(巨人)
3【左】吉田正尚さん(オリックス)
4【右】鈴木誠也さん(広島)
5【一】浅村栄斗さん(楽天)
6【中】柳田悠岐さん(ソフトバンク)
7【二】菊池涼介さん(広島)
8【三】村上宗隆さん(ヤクルト)
9【捕】甲斐拓也さん(ソフトバンク)
先発投手:森下暢仁さん(広島)

予選リーグから4連勝の日本は、敗者復活戦から勝ち上がったアメリカと対戦。日本は3回1アウト後、8番/村上宗隆選手が左中間へソロホームランを打って先制しました。そして、8回は1アウト二塁で3番/吉田正尚選手がセンター前にヒットを打ち、相手のエラーも重なって追加点が入ります。

先発した森下暢仁投手が5回をヒット3本無失点と好投し、6回は千賀滉大投手・7回は伊藤大海投手・8回途中からは岩崎優投手が登板して、それぞれ持ち味を発揮し、得点を与えませんでした。そして9回は、5試合連続の登板となった栗林良吏投手が2アウトからランナーを1人出しましたが、後続を抑えて日本が2対0で勝ち、金メダルを獲得しました。

レスリング/女子53キロ級

 

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決勝では、おととしの世界選手権3位の中国のホウ倩玉選手と対戦。向田選手は前半、タックルに入ったところをうまくかわされてバックをとられるなどして、0対4とリードされる苦しい展開に。

しかし向田選手は、後半に相手の堅い守りをかいくぐって攻めの姿勢を貫き、ポイントを重ねて5対4で逆転勝ちしてオリンピック初出場で金メダルを獲得しました。

向田真優さん
1997年6月22日生まれ、三重県出身。幼いころは空手をしていましたが、5歳でレスリングに転向。世界選手権では2016年と2018年に金メダル、2017年と2019年は銀メダルを獲得するなど4大会連続で決勝に進出し、安定した実力を発揮。吉田沙保里さんの後継者として期待されています。

レスリング/男子フリースタイル65キロ級

 

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決勝では、前回のリオデジャネイロ大会の男子フリースタイル57キロ級で銅メダルを獲得したアゼルバイジャンのハジ・アリエフ選手と対戦。

試合は前半から積極的に攻める乙黒選手が鋭いタックルを決めて、2ポイントを先制しましたが、終了間際に相手に反撃を受けて同点に。後半も乙黒選手が攻めてポイントを奪うなどして5対4で競り勝ち、金メダルを獲得しました。

乙黒拓斗さん
1998年12月13日生まれ、山梨県出身。長い手足と柔らかい体にスピードと力強さを兼ね備えた攻撃的なレスリングが持ち味で、特に相手の攻撃をかわして逆にポイントを奪う「カウンタータックル」を得意としています。
「JOCエリートアカデミー」の出身で高校時代は、全国高校総体を3連覇したほか、高校生の年代が出場する世界大会でも優勝しました

レスリング/女子50キロ級

 

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決勝では、前回大会の女子48キロ級で銅メダルを獲得した中国の孫亜楠選手と対戦。序盤、組み手争いから相手の態勢を崩すとバックをとってポイントを奪います。さらにそこから寝技で相手を連続で回転させて一気にポイントを重ね、開始から1分半余りで10対0のテクニカルフォールで勝ち、オリンピック初出場で金メダルを獲得しました。

●須崎優衣さん
1999年6月30日生まれ、千葉県出身。小学1年生からレスリングを始め、「エリートアカデミー」で実力を磨きました。スピードに乗ったタックルなど攻撃力が最大の持ち味で、高校3年の2017年に世界選手権48キロ級で初優勝を果たしています。2018年の世界選手権で2連覇を果たすなど国際大会ではいまだ負け知らずです。

銀メダルを獲得した選手!

競泳/男子200mバタフライ

 

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競泳男子200メートルバタフライの決勝で、序盤から積極的な泳ぎを見せてトップ争いに加わると、最後のターンを4位で折り返し、そのまま自己ベスト更新する会心の泳ぎで、1分53秒73をマークし、銀メダルを獲得しました。オリンピックのこの種目で日本選手がメダルを獲得するのは、2004年のアテネ大会から5大会連続となっています。

本多灯さん
2001年12月31日生まれ、神奈川県出身。幼稚園の頃、お兄さんがきっかけで水泳を始めています。2019年に世界ジュニア水泳選手権の200mバタフライで銀メダルを獲得。2020年には、日本選手権の200mバタフライで初めて優勝を果たしました。重点を置く200mバタフライでは力強いキックと後半の追い上げが持ち味です。

サーフィン/男子

 

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初戦の第1ラウンドから、高さが低い波でも的確に捉え高得点をマークするなど世界レベルの実力を発揮。準決勝では、「チャンピオンシップツアー」でランキング1位のブラジルの選手と対戦。中盤まで大きくリードされていましたが、残り時間10分をきったところで大技を決めて大逆転しました。

決勝の対戦相手もブラジルの選手で、「チャンピオンシップツアー」でランキング2位。
準決勝と同じ展開で、大きくリードをされたまま終盤へ。いい波を待ち続けましたが、華麗な技は決められず、目標の金メダルにあと一歩、届きませんでした。

五十嵐カノアさん
1997年10月1日生まれ、アメリカ合衆国・カリフォルニア州在住。3歳からサーフィンを始め、アメリカのジュニア大会で優勝を重ねています。18歳のときから世界のトップ選手が出場する「チャンピオンシップツアー」に参戦。インドネシアで行われた「チャンピオンシップツアー」の大会では、日本選手として初優勝を果たし、年間ランキングで6位に入りました。スピードと力強さを兼ね備えた華麗なサーフィンが持ち味です。

柔道/女子48キロ級

 

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準決勝では最大のライバル、ウクライナのダリア・ビロディド選手を倒しました。2018年から2年続けて世界選手権の決勝で敗れるなど、ここまで1勝4敗。今回の準決勝では、奥襟を持たれても相手の引き手の強さを封じることでビロディド選手の攻撃をしのぎました。

延長に入って攻め続けて疲れの見えたビロディド選手。渡名喜選手は隙を逃さず、抑え込み一本勝ち。周到な準備で最大のライバルを破りました。

●渡名喜風南さん
1995年8月1日生まれ、神奈川県出身。小柄ですが、大外刈りから小外刈りなど連続での足技のほか、立ち技から寝技への連係も得意としています。初出場した2017年の世界選手権では、海外の強豪選手を次々と破って金メダルを獲得しました。この階級では、2004年のアテネオリンピックの谷亮子さん以来となる金メダル獲得を目指しています。

体操/男子団体

 

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体操の男子団体の決勝は、予選上位の8チームが出場して6種目で各チーム3人の合計得点で争われます。

1種目めのゆかで、最初に演技した18歳の北園丈琉選手が安定感のある演技で14点台後半の得点をマーク。2種目めのあん馬と3種目めのつり輪も演技した3人が大きなミスのない演技を見せました。

4種目めの跳馬では谷川航選手が大技の「リ・セグァン2」を決めて、15点台の高得点をマーク。決勝では、平行棒で3人のうち2人が15点台の高得点をあげて、最後の種目・鉄棒につなぎました。鉄棒では、日本で最後に演技する選手となった19歳の橋本大輝選手が15.100の高得点をマークしています。日本は6種目の合計で262.397の得点で銀メダルを獲得しました。

橋本大輝さん
2001年8月7日生まれ、千葉県出身。
高校3年で初出場の2019年世界選手権では、予選で日本勢トップの得点を次々にマーク、団体で銅メダルを獲得しました。2021年の代表選考の全日本選手権決勝では15点台の高得点を連発し予選7位からの大逆転で初優勝を果たしています。

萱和磨さん
1996年11月19日生まれ、東京都出身。ミスのない安定した演技が持ち味です。世界選手権は2015年に初出場し団体優勝、種目別あん馬で銅メダルを獲得。2020年の全日本選手権で個人総合初優勝。代表選考の2021年全日本では2連覇目前の最終の鉄棒でミスが出て3位。

●北園丈琉さん
2002年10月21日生まれ、大阪府出身。3歳の時に競技を始め、小柄ながら力強い体幹を生かして手足の先まで伸びた美しい姿勢で6種目すべてで安定した演技ができるのが強みです。2018年に行われたユースオリンピックでは、個人総合と種目別であわせて5つの金メダルを獲得しています。

谷川航さん
1996年7月23日生まれ、千葉県出身。抜群の跳躍力と着地の正確さでゆかと跳馬を得意としています。2014年に全日本種目別選手権のゆかで3位に入り、2年後の同じ大会では跳馬で優勝しました。

柔道/混合団体

 

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新種目「混合団体」とは?
男女それぞれ3階級ずつ、合わせて6階級でチームを組んで試合を行い、勝ち数の多いチームが勝ち上がるトーナメント方式です。6つの階級は「男子73キロ級」「男子90キロ級」「男子90キロ超級」「女子57キロ級」「女子70キロ級」「女子70キロ超級」で、それぞれ1人ずつ合わせて6人でチームを構成し、同じ階級の選手が対戦します。

1人目:女子70キロ級の新井千鶴選手は「合わせ技一本」を奪われて敗れました。
2人目:男子90キロ級で、向翔一郎選手は延長戦で「隅落とし」で一本を奪われて敗れました。
3人目:女子70キロを超えるクラスで、素根輝選手が「合わせ技一本」を奪って勝ちました。
4人目:男子90キロを超えるクラスで、ウルフアロン選手がフランスのテディ・リネール選手に延長戦で内股で技ありを奪われて敗れました。
5人目:女子57キロ級で、芳田司選手が技ありを奪われて敗れました。

●女子70キロ級:新井千鶴さん
●男子90キロ級:向翔一郎さん
●女子70キロ超級:素根輝さん
●男子90キロ超級:ウルフアロンさん
●女子57キロ級:芳田司さん
●男子73キロ級:大野将平さん

レスリング/男子グレコローマンスタイル60キロ級

 

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決勝で、キューバのルイス アルベルト・オルタ サンチェス選手と対戦しました。文田選手は前半、相手に場外に出されたり寝技を決められるなどして、4ポイントを奪われます。

後半に入って1ポイントを返したものの、相手の徹底して頭をつけて胸を合わせないようにする戦い方に苦しみ、最後まで得意の投げ技などを決めることができませんでした。文田選手は1対5で敗れ、銀メダルでした。

●文田健一郎さん
1995年12月18日生まれ、山梨県出身。そり投げ技が得意で背中などの柔らかさから「猫レスラー」の異名持っています。2017年の世界選手権でグレコローマンスタイルの日本選手として34年ぶりの金メダルを獲得!2019年も優勝し、2020年の全日本選手権では2年ぶり3回目の優勝を果たしました。

スケートボード/女子パーク

 

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スケートボード/女子パークは、すり鉢状のコースで1人45秒間を3回滑り、技の難度やスピードなどで最も高い得点を競います。

世界6位で夏のオリンピックで日本選手で史上最年少出場を果たした12歳の開心那選手は予選3位で進み、決勝に臨みました。

開選手は2回目に、コースの縁を滑る「ノーズグラインド」やジャンプしながらボードを回転させてつかむ大技「キックフリップインディーグラブ」を決めて59.04をマークし、銀メダルを獲得。12歳でのメダル獲得は、女子ストリートで金メダルを獲得した西矢選手の13歳を抜いて日本選手で史上最年少となりました。

開心那さん
2008年8月26日生まれ、北海道出身。5歳からスケートボードを始め、ボードを操る高い技術を生かし、コースの「ふち」を板の部分や車輪をつなぐ金属部分で滑らせる技を得意としています。2019年の日本選手権では、当時小学5年生で優勝を果たしました。

空手/女子形

空手の「形」は、複数の敵を想定し1人で攻撃や守りの技を出して技の正確さやスピードなどを競います。

決勝では最大のライバル、スペインのサンドラ・サンチェス ハイメ選手と対戦。先に演武したのはサンドラ・サンチェス ハイメ選手で、チャタンヤラクーサンクーで臨みました。力強く迫力ある演武でポイントは28.06でした。

一方、清水選手もチャタンヤラクーサンクーを選択。持ち味のキレのある美しくしなやかな演武を披露し、ポイントが27.88でした。立ち方や流れるような動きなどの『技術点』では並んだものの、スピードや力強さなどの『競技点』でわずか0.18の差をつけられ敗れました。清水選手は銀メダルを獲得し、新競技の空手で日本選手としては初めてのメダルとなります。

清水希容さん
1993年12月7日生まれ、大阪府出身。全日本選手権7連覇、世界選手権2連覇の日本のエース。突きや蹴り、ジャンプなどが繰り返される激しい形でも体の軸や肩などの位置がまったくぶれないうえ、正確で流れるように美しい演武は世界屈指とされています。

卓球/女子団体

 

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日本は中国と対戦。卓球の団体戦は、ダブルス1試合・シングルス4試合が行われ、先に3勝したチームが勝利となります。

第1試合のダブルスには石川佳純選手と平野美宇選手が出場し、中国の陳夢選手と王曼イク選手のペアと対戦しました。第1ゲームは積極的に攻撃を仕掛け、11対9に。しかし、第2ゲームからは中国のペアの力強いショットに押され、ラリーも粘り強く返されて3ゲームを続けて奪われ、1対3で第1試合を落としました。

第2試合は伊藤美誠選手が、シングルスの準決勝で敗れた孫穎莎選手と対戦。序盤から孫選手の強打に押されて2ゲームを連取されました。第3ゲームは多彩なサーブや強烈なバックハンドなどで11対3でこのゲームを奪います。しかし第4ゲームは再び、孫選手の粘り強いプレーの前に主導権を握れず、3対11で奪われ、伊藤選手はゲームカウント1対3で敗れました。

日本が0対2とリードされた第3試合のシングルスには平野選手が出場。テンポのはやい攻撃を仕掛けましたが、王選手を崩せずゲームカウント0対3で敗れました。日本は0対3で中国に敗れて銀メダルを獲得しています。

●伊藤美誠さん
2000年10月21日生まれ、静岡県出身。日本女子トップの世界ランク2位で東京五輪のシングルス、団体、混合ダブルスで代表入り。速攻が持ち味で独創的な技も得意です。国際大会で次々と史上最年少優勝の記録を塗り替え15歳で出場したリオ五輪では団体で銅メダルを獲得しています。

石川佳純さん
1993年2月23日生まれ、山口県出身。7歳から卓球を始め、全日本選手権の女子シングルスでは、高校3年の時に初優勝。オリンピックでは、2012年のロンドン大会で日本卓球史上初のメダルとなる女子団体の銀メダル獲得に貢献し、2016年のリオデジャネイロ大会でも女子団体で銅メダルと、2大会連続でメダルを獲得しています。

●平野美宇さん
2000年4月14日生まれ、山梨県出身。3歳の頃から卓球を始め、「超高速」と呼ばれる速いテンポの攻撃が持ち味です。幼いころから注目を集め、13歳の時に同い年の伊藤美誠選手と組んだドイツオープンの女子ダブルスでは、ワールドツアー史上最年少で優勝しました。

陸上/男子20キロ競歩

 

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陸上男子20キロ競歩は、札幌駅前通の南北1キロのコースを20周する形で行われました。レースは4キロ手前で中国の選手とインドの選手が前に出て、山西選手は3位集団で追いかける展開に。

12キロ過ぎで集団がペースの落ちた中国の選手に追いつき再び先頭が集団となったあと、17キロ過ぎに山西選手がスパートを仕掛けて、池田選手とイタリアのマッシモ・スタノ選手の3人が抜け出しました。

ラスト1キロ付近でスタノ選手がスパートをかけますが、池田選手がついていけず、トップと9秒差の1時間21分14秒のタイムで銀メダルを獲得しています。

●池田向希さん
1998年5月3日生まれ、静岡県出身。臨機応変に対応できる冷静なレース運びが持ち味で、2018年の世界チーム選手権の個人で優勝し一躍脚光を集めました。2019年の世界選手権では6位に入賞し、2020年3月に石川県で行われた大会では優勝してしています。

ゴルフ/女子

 

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最終ラウンドで、通算10アンダーの3位から出た稲見選手は1番をバーディー発進としましたが、直後の2番をボギーとするなど前半は出入りの激しいゴルフでスコアを2つ伸ばして折り返しました。

後半は、12番からの4連続バーディーを奪い、首位に立っていたアメリカのネリー・コルダ選手を追い上げます。その後、17番パー4でもバーディーを奪って通算17アンダーとして、コルダ選手に並んで首位に立ちました。

しかし、18番の第2打をバンカーに入れてパーパットも決めきれず、このホールをパーとしたネリー・コルダ選手が金メダルを獲得しました。稲見選手はニュージーランドのリディア・コ選手とのプレーオフに臨み、1ホール目をパーとした稲見選手がパーパットを決められなかった相手に競り勝って銀メダルを獲得。

前回大会で112年ぶりにオリンピック競技に復活したゴルフで、日本選手がメダルを獲得したのは初めてです。

稲見萌寧さん
1999年7月29日生まれ、東京都出身。家族の勧めで9歳でゴルフを始め、周囲から「練習の虫」と呼ばれるほど豊富な練習量で磨いた正確なアイアンショットが持ち味の“ショットメーカー”で、チャンスにつける「パーオン率」は国内トップクラスです。2021年は国内ツアー5勝の圧倒的な強さを発揮。世界ランキング27位です。

スポーツクライミング/女子複合


ほぼ垂直な高さ15メートルの壁で登った速さを競う「スピード」と「課題」と呼ばれるコースの登った数を競う「ボルダリング」、高さ15メートルの壁を時間内にどこまで高く登れたかを競う「リード」の3つの種目の順位を掛け合わせた総合成績で争いました。

最初の種目、「スピード」は予選で日本記録を更新した野中選手は3位でした。2種目めの「ボルダリング」でも3つある課題をいずれも完登できず3位に。最後の「リード」では東京大会を最後に現役引退を表明していた野口選手が最後の力を振り絞り3位、野中選手が2位に入りました。

●野中生萌さん
1997年5月21日生まれ、東京都出身。女子屈指の筋力と運動能力の高さを生かしたダイナミックな動きが持ち味。得意とするボルダリングで2016年の世界選手権で銀メダル、2018年W杯では年間総合優勝を果たしています。2019世界選手権複合で日本勢2番目の2位を獲得。

自転車/女子オムニアム

女子オムニアムは1日で7.5キロから20キロの4つの種目を行い、種目ごとの順位などに応じたポイントの合計を競うものです。

トラックを30周し、7.5キロを走って順位を競う最初の種目のスクラッチレースでは、終盤に大量の落車が発生しましたが、2位でフィニッシュしました。2種目目7.5キロを走り、各周回のトップの選手が得点を獲得していくテンポレースでは5位に、続く3種目目の2周ごとに最下位の選手が脱落するエリミネイションレースでは最後の2人まで残って2位に入り、この時点で合計108ポイントを獲得してトップと2ポイント差の2位につけました。

そして、最終種目、トラックを80周して10周ごとに上位4選手にポイントが入るポイントレースで、残り9周で落車しましたが、最後まで走りきって2ポイントを獲得しました。4種目の合計はトップに14ポイント差の110ポイントとなり、銀メダルを獲得しました。
オリンピックの自転車競技で日本の女子選手がメダルを獲得するのは初めてです。

●梶原悠未さん
1997年4月10日生まれ、埼玉県出身。小学生のころから競泳に打ち込んでいましたが、高校から自転車に転向。高校2年のジュニア全日本選手権でロードとタイムトライアルで二冠を達成するなど力をつけました。2020年の世界選手権では日本女子初となる金メダルを獲得したほか、2021年5月に香港で行われた世界選手権に次ぐ格付けの国際大会でも、ほかの選手を圧倒して優勝しました。

バスケットボール/女子

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日本は世界ランキング1位、大会7連覇を目指すアメリカと対戦。前半は身長が2メートルを超えるアメリカの選手にインサイドで得点を重ねられましたが、日本も途中出場した本橋菜子選手のスリーポイントシュートなどで食らいつき、39対50とリードされて折り返します。

後半、日本は反撃を狙いましたが、これまで40%を超える成功率を誇ってきたスリーポイントシュートが、相手の厳しいマークと高さを生かしたブロックで26%に抑えられ、点差を詰めることができませんでした。日本は75対90で敗れ、銀メダルとなりました。

この競技でのメダル獲得は男女を通じて初めてです。

●高田真希選手
●長岡萌映子選手
●三好南穂選手
●町田瑠唯選手
●宮澤夕貴選手
●オコエ桃仁花選手
●東藤なな子選手
●本橋菜子選手
●林咲希選手
●馬瓜エブリン選手
●宮崎早織選手
●赤穂ひまわり選手

銅メダルを獲得した選手!

アーチェリー/団体

【アーチェリーって?】
アーチェリーは、弓で矢を放ち、的の中心により多くの矢を集めるというスポーツです。弓の調整や、風速による矢の軌道予測、射る姿勢の工夫等、より正確に的を射抜く為に考えることに奥深い面白さがあるスポーツとなっています。

東京オリンピック2020・アーチェリー男子団体の準決勝で、優勝候補の韓国に惜敗し3位決定戦でオランダと対戦しました。第3セットまではオランダに先行を許していましたが、なんとか食らいついてタイブレークに持ち込みます。そして、的中央の10点を取れば勝利となる場面で武藤弘樹選手が決め、日本男子団体となる銅メダルを獲得しました。

古川高晴さん
1984年8月9日生まれ。アーチェリー界を牽引する大黒柱で、正確なフォームが持ち味。2021年3月の最終選考会で2位になり、5大会連続の五輪代表に内定。2012年ロンドン五輪個人戦で銀メダル。2018年アジア大会混合リカーブ団体で強豪の韓国を抑え金メダルに輝いています。

河田悠希さん
1997年6月16日生まれ、広島県出身。五輪代表に内定したのは初。再現性の高い正確なフォームが持ち味です。高校2年生の時(2014年)に、全日本選手権で最年少優勝。2019年には、全日本選手権で2回目の優勝を果たしています。

武藤弘樹さん
1997年6月26日生まれ、愛知県出身。国内トップクラスの実力を持っている若手選手。中学生の頃に競技を始め、2014年南京ユース五輪で6位に。2018年のW杯では男子団体の銀メダル獲得に貢献、2019年は世界選手権に出場しました。

ウエイトリフティング/女子59キロ級

 

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【ウエイトリフティングって?】
ウエイトリフティングは、いかに重いバーベルを頭上まで挙げるかを競う競技で、重量挙げという呼び名でも親しまれています。
※スナッチ…床から頭上まで、バーベルを単一動作で一気に引き上げること。
ジャーク…バーベルをいったん肩まで持ち上げたあと頭の上に挙げること。

安藤美希子選手は、「スナッチ」で94キロを挙げて後半に進みました。「ジャーク」を得意とする安藤選手は、1回目で116キロを成功し、120キロに挑んだ2回目はバーベルを肩まで挙げましたが、頭の上には上げることができずに失敗しました。しかし、3回目で同じ120キロに挑み、スムーズに肩まで挙げたあと頭の上まで勢いよく挙げて成功し、4位の選手を1キロ上回って、合計214キロで銅メダルを獲得しました。

安藤美希子さん
1992年9月30日生まれ、千葉県出身。2大会連続で五輪代表に選ばれました。バーベルを挙げる技術やスピードに優れています。初出場のリオ五輪では、58キロ級で5位に入賞。世界選手権は2017年に4位でした。

サーフィン/女子

 

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3位決定戦のときは台風が接近していたので、前日までに比べ波が高くうねりもあるハードなコンディションでした。銅メダルをかけた3位決定戦では波が不規則に打ち寄せるコンディションで、相手選手が試合開始から中盤まで1回も技を出せない中、都筑選手は、的確に波をとらえ持ち味のスピードのあるライディングを決め、銅メダルを獲得しました。

都筑有夢路さん
2001年4月5日生まれ、神奈川県出身。小学5年生の時、父や2歳年上の兄の影響でサーフィンを始めました。2015年に、全日本級別サーフィン選手権大会で3位に入賞。159センチと小柄ながら大きく深いボトムターンと、スピードに乗ったライディングが持ち味です。

柔道/女子57キロ級


初戦の2回戦で豪快な一本背負い投げを決めて一本勝ちし、続く準々決勝では袖釣り込み腰で技ありを奪って優勢勝ちし、準決勝に進みました。準決勝では、コソボのノラ・ジャコバ選手と対戦。

延長にもつれ込みますが、変わらず攻め続けた芳田選手。延長2分過ぎ、小外がけで技ありを奪われて敗れ3位決定戦にまわりました。3位決定戦では、ジョージアのエテリ・リパルテリアニ選手と対戦し、試合開始直後から得意の内股を積極的にしかけて開始およそ1分、内股で技ありを奪ってリードしました。

その後も攻め続けた芳田選手は開始3分すぎ、鮮やかな内股で技ありを奪い「合わせ技一本」で勝って銅メダルを獲得しています。

芳田司さん
1995年10月5日生まれ、京都府出身。小学2年生の頃から始め、内股に加え背負い投げや足技などが得意です。2017年の世界選手権で銀メダルを獲得し、2018年の世界選手権では初めての金メダルに輝きました。2019年の世界選手権では、ライバルだったカナダの出口クリスタ選手に敗れたものの、銀メダルを獲得しています。

「ベストトリック」の2回目で5.00と高得点をマークするなど、合計で14.49として銅メダルを獲得し、東京オリンピックの新競技で2人の10代のメダリストが誕生しました。

中山楓奈さん
2005年6月17日生まれ、富山県出身。9歳で本格的に競技を始め、車輪をつなぐ金属部分を段差などに滑らせる「グラインド」と呼ばれる技が得意です。2018年に世界最高峰のストリートリーグで6位。2019年には13歳で日本選手権初優勝を果たし、その後国際舞台で急成長しています。

卓球/女子シングルス

 

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3位決定戦が行われ、世界ランキング2位の伊藤美誠選手が、世界47位のシンガポールのユー・モンユー選手と対戦。伊藤選手は第1ゲーム、相手の粘り強さに苦しめられて5連続でポイントを失うなど、6対11でこのゲームを落としましたが、第2ゲーム・第3ゲームは力強いフォアハンドなどで続けて奪いました。

第4ゲームも伊藤選手がポイントを重ねて、一時6対1と大きくリードしましたが、攻撃にミスも目立ちます。しかし相手のボールを粘り強く返し、このゲームも取りました。続く第5ゲームも取って、ゲームカウント4対1で勝って、銅メダルを獲得しました。女子シングルスでのメダル獲得は日本選手で初めてです。

 伊藤美誠さん
2000年10月21日生まれ、静岡県出身。日本女子トップの世界ランク2位で東京五輪のシングルス、団体、混合ダブルスで代表入り。速攻が持ち味で独創的な技も得意です。国際大会で次々と史上最年少優勝の記録を塗り替え15歳で出場したリオ五輪では団体で銅メダルを獲得しています。

バドミントン/混合ダブルス


3位決定戦で、世界ランキング5位の渡辺勇大選手と東野有紗選手のペアは、世界13位の香港のペアにストレート勝ちし、銅メダルを獲得しました。この種目でのメダル獲得は日本選手で初めてです。

第1ゲームは東野選手が前方で相手にプレッシャーをかけ、渡辺選手が後方からスマッシュを決める、息の合ったプレーでポイントを重ねて、21対17で先取しました。第2ゲームでは、相手の力強いショットに押されますが、粘り強い気持ちのこもった守備でミスを誘い、最後は23対21で接戦を制して、ゲームカウント2対0でストレート勝ちしています。

渡辺勇大さん
1997年6月13日生まれ、東京都出身。2015年に全国高校総体男子シングルスとダブルスの2冠。11学年上の遠藤大由選手と組む男子ダブルスで日本勢トップの世界ランキング4位で代表に内定しています。抜群の身体能力を生かし2021年全英オープン2連覇を達成。持ち味は跳躍力など高い身体能力を生かしたスピードと緩急をつけた多彩なショットです。

東野有紗さん
1996年8月1日生まれ、北海道出身。渡辺勇大選手と組む混合ダブルスの世界ランキング5位で代表に内定。福島県の中学・高校時代から渡辺選手と組む息の長いペアで抜群のコンビを誇ります。前衛での攻撃的なプレーが持ち味。全日本総合では2017年から4連覇。2019年世界選手権で銅メダル。

アーチェリー/男子個人


初戦となった3回戦で、インドの選手に6対4で勝ったのに続き、準々決勝では9本のショットのうち6本で満点の10点を出し、6対0で中国の選手に勝ちました。しかし、準決勝では序盤から高得点を重ねたトルコの選手に3対7で敗れています。

3位決定戦では台湾の選手と対戦し、第3セットまで3対3と互角の戦いとなりましたが、古川選手が3本中2本で10点を出して第4セットを奪い、最終第5セットも10点、9点、10点と高得点を出して取って7対3で勝ち、銅メダルを獲得しました。

この種目でのメダル獲得は、古川選手自身が銀メダルを獲得したロンドン大会以来2大会ぶりで、古川選手は男子団体に続いて、この大会2個目の銅メダル獲得となりました。

古川高晴さん
1984年8月9日生まれ、青森県出身。アーチェリー界をけん引する大黒柱で、猛練習で培った正確なフォームが持ち味です。2021年3月の最終選考会で2位になり、5大会連続の五輪代表に内定しています。2012年ロンドン五輪個人戦で銀メダル。2018年アジア大会混合リカーブ団体で強豪の韓国を抑え金メダルに輝いています。

スケートボード/女子ストリート

スケートボードは、今大会で追加種目となった新競技です。ストリートは、手すりや階段など街中を模したコースを舞台としていて、ジャンプや回転などの「トリック」をします。各45秒間を2回滑る「ラン」と、1カ所を選び大技を5回繰り出す「ベストトリック」の2方式を行い、全7回のうち得点の高い4回の合計点で競います。

予選をトップ通過した、世界ランキング11位の中山楓奈選手が銅メダルに輝きました。予選後半の「ベストトリック」で全体トップとなる5・21点の技を成功させるなど、大舞台で実力を発揮。決勝では、前半の「ラン」はまずまずな結果でしたが、後半のベストトリックで成功した2回がいずれも高得点で、3位となりました。

●中山楓奈さん
2005年6月17日生まれ、富山県出身。9歳から本格的に競技を始め、車輪をつなぐ金属部分を段差などに滑らせる「グラインド」と呼ばれる技を得意としています。2019年の日本選手権で13歳にして初優勝を果たし、その後の国際大会でも上位に進出するなど、急成長を見せました。2021年6月の世界選手権でも6位に入っています。

体操/男子種目別・あん馬


体操の男子種目別あん馬の決勝は、予選を通過した8人の選手が出場して、1回の演技の得点で争われました。予選7位の萱選手は予選より難度を高めた演技構成で臨んでいます。萱選手はいずれの技も大きなミスなく決めて、14.900の得点をマークし、銅メダルを獲得しました。

萱和磨さん
1996年11月19日生まれ、東京都出身。ミスのない安定した演技が持ち味です。世界選手権は2015年に初出場し団体優勝、種目別あん馬で銅メダルを獲得。2020年の全日本選手権で個人総合初優勝。代表選考の2021年全日本では2連覇目前の最終の鉄棒でミスが出て3位。

体操/女子種目別・ゆか


体操の女子種目別・ゆかの決勝は、予選を通過した8人の選手が出場しました。予選8位の村上選手は、演技の序盤にH難度の大技「シリバス」を決めると、その後の技も大きなミスなく通しました。予選より高い14.166の得点をマークし、銅メダルを獲得しています。

体操女子での日本のメダル獲得は前回の東京大会の団体で銅メダルを獲得して以来57年ぶりで、個人種目では初めてです。

村上茉愛さん
1996年8月5日生まれ、神奈川県出身。ダイナミックな演技が持ち味で、女子のエースです。リオ五輪団体4位、翌年の世界選手権ゆかで日本女子63年ぶりの金メダルを獲得するなど活躍。2018年は個人総合で日本初の銀を獲得しますが、2019年は腰痛に苦しみました。2020年全日本選手権は跳馬で大技を決めるなど女王奪回しています。

レスリング/男子グレコローマンスタイル77キロ級

 

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2回戦でハンガリーの選手に敗れましたが、この選手が決勝進出を決めたことなどから3位決定戦に進みました。3位決定戦では、イランのモハンマダリ・ゲラエイ選手と対戦。試合は前半、相手に投げ技を決められるなどしてポイントを奪われ、0対3とリードされます。

しかし後半に入って屋比久選手は、相手に対し積極的に攻め続け、豪快な投げ技などを決めて逆転。その後もさらにポイントを重ねた屋比久選手が13対3でテクニカルフォール勝ちし、銅メダルを獲得しました。

男子グレコローマンスタイルでは、1968年のメキシコ大会の70キロ級で金メダルを獲得した宗村宗二さんを上回り、最も重い階級でのメダルとなりました。

●屋比久翔平さん
1995年1月4日生まれ、沖縄県出身。全日本チャンピオンだった父親の影響で幼いころにレスリングを始めました。前に出て圧力をかけ相手のスタミナを奪い、後半にポイントを重ねるスタイルが持ち味です。2015年から全日本選手権を5回制するなど、国内では圧倒的な強さを見せていましたが、2016年のリオデジャネイロオリンピックは出場を逃しました。

ボクシング/女子フライ級

 

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オリンピック初出場の並木選手は、準決勝でブルガリアのストイカ ゼリアズコワ・クラステバ選手と対戦しました。第1ラウンドで、得意の小刻みなステップワークから相手の懐に飛び込み攻撃しますが、的確にパンチを返されて相手が優位な展開に。

第2ラウンドも主導権を奪うことはできませんでした。第3ラウンドでは、積極的に打ち合いに持ち込みましたが、逆に相手に多くのパンチを当てられる展開となりました。並木選手は0対5の判定で敗れ、決勝進出はなりませんでしたが、ボクシングは3位決定戦がないため、銅メダルを獲得しました。

●並木月海さん
1998年9月17日生まれ、千葉県出身。幼いころから空手やキックボクシングに取り組み、中学2年生の時からボクシングを始めました。左の力強いパンチが持ち味で、全日本女子選手権ジュニアの部や全国高校選抜で優勝。2018年の世界選手権では、銅メダルを獲得しました。

ボクシング/男子フライ級

 

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田中選手は準決勝で、フィリピンのカルロ・パアラム選手と対戦しました。第1ラウンドで積極的に前に出て攻撃しましたが、的確にパンチを返され相手が優位な展開に。第2ラウンドも攻撃的なボクシングを展開しましたが、相手に強烈な右のパンチを当てられるなど、流れを変えることができませんでした。

そして第3ラウンド、諦めずに打ち合いに持ち込み、相手をコーナーに追い詰める場面もありましたが、連打を受けるなど最後まで主導権を奪えませんでした。田中選手は0対5の判定で敗れ、銅メダルを獲得。男子フライ級で日本選手がメダルを獲得するのは1960年、ローマ大会の田辺清さん以来です。

田中亮明さん
1993年10月13日生まれ、岐阜県出身。左のジャブやストレートなどを繰り出す手数の多いスタイルが持ち味。リオ五輪では世界最終予選で敗退していますが、2019年の全日本選手権では3回目の優勝を果たしています。

陸上/男子20キロ競歩

 

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陸上男子20キロ競歩は、札幌駅前通の南北1キロのコースを20周する形で行われました。レースは4キロ手前で中国の選手とインドの選手が前に出て、池田選手は3位集団で追いかける展開に。

12キロ過ぎで集団がペースの落ちた中国の選手に追いつき再び先頭が集団となったあと、17キロ過ぎに山西選手がスパートを仕掛けて、池田選手とイタリアのマッシモ・スタノ選手の3人が抜け出しました。その後、18キロ過ぎで山西選手が遅れはじめ、1時間21分28秒で銅メダルを獲得しています。

山西利和さん
1996年2月15日生まれ、京都府出身。高いスピード能力を誇っています。2019年世界選手権20km競歩で金メダルを獲得し、東京五輪代表に内定。2020年9月には5000m競歩で日本新マーク。2021年日本選手権では2連覇を果たしました。自己ベストは日本歴代2位の1時間17分15秒です。

空手/男子組手75キロ超級


空手の組手は、3分の試合時間で獲得ポイントが決められた蹴りや突きなどを駆使しながら1対1で対戦します。予選は2つのグループに分かれて総当たりで行われ、荒賀選手はグループAで初戦から3連勝し、1位で準決勝進出を決めました。

準決勝はサウジアラビアのターレク・ハメディ選手と対戦。試合開始40秒で上段への突きを決められ、1ポイントリードされます。その後、持ち味のスピードを生かして攻めますが、決め手を欠いて、残り10秒で再び上段への突きを決められ0対2で敗れました。

空手の組手には3位決定戦がなく、荒賀選手は銅メダルを獲得。空手の組手では日本選手として初めてのメダルです。

●荒賀龍太郎さん
1990年10月16日生まれ、京都府出身。世界屈指と言われる素早い動きから繰り出す鋭い「突き」が持ち味で、その速さから「スピードドラゴン」とも呼ばれています。全日本選手権では優勝5回、世界選手権でも優勝経験があるなど、このクラスのトップ選手です。

スポーツクライミング/女子複合


ほぼ垂直な高さ15メートルの壁で登った速さを競う「スピード」と「課題」と呼ばれるコースの登った数を競う「ボルダリング」、高さ15メートルの壁を時間内にどこまで高く登れたかを競う「リード」の3つの種目の順位を掛け合わせた総合成績で争いました。

最初の種目、「スピード」は4位でした。2種目めの「ボルダリング」でも3つある課題をいずれも完登できず4位に。最後の「リード」では東京大会を最後に現役引退を表明していた野口選手が最後の力を振り絞り3位、野中選手が2位に入りました。

野中生萌さん
1989年5月30日生まれ、スポーツクライミング界の第一人者。ホールドをつかむ保持力にすぐれ、安定した動きでボルダリングとリードが得意。ボルダリングW杯年間総合優勝4回、2018年アジア大会複合で金メダル。2019年の世界選手権では、2位になりました。

卓球/男子団体

 

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ダブルス1試合・シングルス4試合が行われ、先に3勝したチームが勝利。3位決定戦で日本は韓国と対戦しました。

第1試合のダブルスには水谷隼選手と丹羽孝希選手のペアが出場し、3対1でこの試合を取ります。第2試合のシングルスは、張本智和選手が3対1で勝利しました。第3試合は丹羽選手が敗れ、第4試合に水谷選手が出場。水谷選手は、ゲームカウント3対0で勝ちました。

日本は韓国に3対1で勝って、銅メダルを獲得。前回のリオデジャネイロ大会の銀メダルに続く、この種目2大会連続のメダル獲得となりました。

水谷隼さん
1989年6月9日生まれ、静岡県出身。柔らかいボールタッチを生かした多彩なサーブや力強いフォアハンドを得意としています。前回のリオデジャネイロオリンピックでは男子団体で銀メダル、さらに男子シングルスでは、日本卓球界の個人種目で初となる銅メダルを獲得しました。2019年の全日本選手権、男子シングルスでは、自らが持つ最多優勝回数を更新する10回目の優勝を果たしています。

張本智和さん
2003年6月27日生まれ、宮城県出身。卓球選手だった両親のもと2歳から競技を始め、小学生以下の全日本選手権では、男子で史上初となる1年生から6年生まで6連覇を達成して注目を集めました。2017年からシニアの大会に本格的に参戦し、世界選手権で史上最年少となる13歳でベスト8に進出、ワールドツアーの男子シングルスでは史上最年少優勝を果たしました。

丹羽孝希さん
1994年10月10日生まれ、北海道出身。スピードを生かした攻撃的な卓球が持ち味で、17歳の時にジュニアの世界選手権で優勝するなど早くから国際舞台で活躍。オリンピックはロンドン大会から2大会連続で出場し、リオデジャネイロ大会は男子団体で銀メダルを獲得しました。

まとめ

今回は、東京オリンピック2020でのメダル獲得数やメダリストの経歴などに注目しました!日本が獲得した金メダルは、すでに史上最多の17個となっていて、これまでで最多だった1964年の東京大会と2004年のアテネ大会の16個を上回っています。まだまだ増えそうなので、おうちで応援したいですね☆

みなさんもぜひご覧ください♪最後まで読んでいただき、ありがとうございました☆