日本の年中行事「七五三」
七五三と言ったら「千歳飴」ですよね☆貰ったときのテンション今でも忘れません(笑)しかし、あんなに長い飴はなかなか食べきれないですよね・・・。意外と謎だらけ!
●そもそも千歳飴って?!
●千歳飴って切っていいの?!
●どうやって食べる?!
●賞味期限って?!
などなど!ということで、今回は「千歳飴」の意味や由来も含め上記のことについて紹介します☆
そもそも千歳飴って?!
●なんで千歳飴って長いの?
千歳飴の長さには「長い長い千歳飴を食べることにより、千歳まで長く生きられるように」という、子を想う親心が込められているからです。色も縁起のいい、紅白になっていますよね。
●なんで飴なの?
千歳飴が誕生した頃、砂糖はとても高価なものでした。その貴重な砂糖をたっぷりつかった飴は、贅沢品だったんです。なので、数年に一度のお祝いの日に千歳飴として誕生しました!
●実は長さには決まりが・・・
千歳飴の太さや長さは、太さ15mm・長さ1mまでという決まりがあります!1mの長い飴って長すぎですよね?3歳児より長い・・・(笑)
●発祥については?
もっとも有力な千歳飴の発祥は、江戸時代の浅草です!飴売りの七兵衛さんが浅草で「千年飴」という名前で売り出したのがはじまりと言われています。しかし、他にも説が!!
・「千年飴」を江戸に広めたのは、大阪からきた商人・平野甚左衛門?甚左衛門が江戸に渡ったのが浅草の七兵衛よりも80年ほど前だったことから、大阪発症なのではとも考えられています。
・徳川綱吉が息子を祝った?!徳川綱吉は、病弱な息子・徳松の成長を祝うために飴を贈ったとされています。これが江戸の庶民に広まり、下町に浸透していったというわけです。
●袋にも意味が!
【鶴と亀】
「鶴は千年亀は万年」という言葉の通り、長寿を意味しています。
【松竹梅】
●松・・・一年中緑を失わない常緑樹で、古くから神の宿る木とされ「不老長寿」の象徴です!
●竹・・・真っ直ぐ伸びる様から「子孫繁栄」の象徴と言われています!
●梅・・・厳しい寒さに耐え、花を咲かせることから「生命力」「気高さ」の象徴とされています。
千歳飴って切っていいの?!
長寿の願いが込められた長い千歳飴を割ってしまっていいのかな?と不安になる方もいると思います!そこで、調べてみると割ったり切ったりしてはいけないという決まりはないと分かりました☆
考え方によっては、縁起物だからみんなで分け合うとも言えますよね♪
●3歳児(数えだと2歳)の子どもに長いまま与えるのは危険
●最後まで食べない
●ベトベトになる
●虫歯が心配
などを考えると、切って食べたほうがメリット多そうです☆
どうやって食べる?!
●切らずにそのまま!
子どもたちからすると”長い飴を舐める”という体験は、なかなかできないですよね!なので、目を離さないようにすれば体験させてあげてもいいのかなと☆
途中で飽きた・多すぎるなんて時は”ラップに包んで冷蔵庫か冷凍庫”に入れておけば、保存可能です♪
●切り分ける!
千歳飴が誕生した当時、甘いものは大人でもなかなか食べられませんでした!なので、千歳飴を家族・近所の人に分けて食べていたそうです。
一口サイズだと、量や喉をつく心配もありません☆もちろん、喉に詰めないよう注意は必要です!千歳飴はキッチンバサミか包丁で切りますが、綺麗に切るコツとしては包丁などを熱湯で1分ほど温めておくこと。なかにはたたいて砕くという方も・・・。
●料理やお菓子作りに使用!
意外と量が多く、そのまま舐めるのは大変ですよね・・・私の娘も5本ありどうしようかと(笑)そこで調べると、「砂糖などの甘味料の代わりとして料理に」「お菓子作りに」とリメイク(アレンジ)するという方法が分かりました!
レシピサイトで検索すると・・・
☆プリン
☆クッキー
☆マフィン
☆大学芋
☆キャラメル
などお菓子作りに使用している方が多かったです!そして、肉じゃがなどの煮物に砂糖の代わりとして利用する方も!千歳飴は、水飴を使っているのでみりんの代わりに使えばツヤとコクが出ますよ☆
●いくつかアレンジレシピを紹介!
☆照り焼きのタレ(2人分)☆
千歳飴・・・20g
醤油・・・・大さじ2
みりん・・・大さじ2
酒・・・・・大さじ2
☆ホットミルク☆
千歳飴・・・3㎝程度
牛乳・・・・180~200㏄
七五三~冬にかけてオススメのレシピです!千歳飴と牛乳を鍋に入れ、弱火(千歳飴を溶かす・牛乳が溢れるのを防止するため)で温めて完成♪ポイントは、千歳飴を小さく切るか砕くことです☆千歳飴の味(イチゴ・チョコなど)や色で、さらにアレンジできますよ!
※量は目安です!好みの味に調整してください。
☆簡単ラスク☆
パンの耳やフランスパン
千歳飴
バターorマーガリン
量はお好みでOKです!まずは、千歳飴を細かく砕きましょう☆そして、パンの耳やフランスパンにバターなどを塗り、千歳飴を振りかけます!あとは、トースターで焼くだけ♪かける量やパンの厚さを変えると違った食感が楽しめます。いろいろ試してみてください。
賞味期限って?!
賞味期限は、貰ってから1年ほどと言われています!しかし実際にもらって賞味期限を確認したら、もっと短かったということも?!
私の娘がもらった千歳飴を確認すると・・・
●10月の写真撮影時にもらったのが「翌年3月」
●11月の七五三・ご祈祷の時にもらったのが「翌年5月」
確認して良かった(笑)みなさんも1度確認してみてください☆
まとめ
紹介した通り、食べかけの千歳飴をラップにくるんで保存するのは可能です!しかし、酸化が進んで徐々に風味が落ちてくるので、残った分は料理に使うのがいいかもしれません☆無駄にならないよう美味しいうちに食べましょう♪
最後まで読んでいただき、ありがとうございました☆