記念日・行事

七五三は満年齢?数え年?年齢早見表を紹介!ご祈祷や初穂料は?

日本の年中行事「七五三」

ハナ
ハナ
七五三、おめでとうございます♪

七五三は子どもの成長を祝い、「七五三詣」で健やかな成長を祈念する行事♪知ってるつもりが、いざ七五三を迎えると”あれっ?”となることありますよね!

●七五三って満年齢?それとも数え年?!
●時期はいつ?!
●ご祈祷や参拝って必要?!
●初穂料っていくら?!
●初穂料のマナーって?!

などなど・・・。
ということで、今回は七五三の意味や由来も含め上記のことについて紹介します☆

七五三の意味と由来♪

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【七五三】
江戸幕府五代将軍/徳川綱吉の子・徳松が天和元年(1681年)11月15日に髪置きの祝いを行った事からこの日を祝いの日にしたといわれています。

●3歳(髪置/かみおき)
男女児ともに行われた儀式で、それまで剃っていた髪をこの日を境に伸ばし始めたとされます。
●5歳(袴着/はかまぎ)
5歳の男児が袴を着け始めた事に由来します。
●7歳(帯解/おびとき)
7歳の女児は、それまで付紐で着ていた着物から帯でしめる着物にかえました。

昔は、病気などで幼くして命を落とす子どもも多く、順調に年を重ねることは当たり前ではありませんでした。また「七歳までは神の内」といって、子どもは神様からの預かり物で神聖なものとされていました。そういった背景も含めて、成長を祝う儀式としての七五三が定着していったと伝わっています。

七五三って満年齢?それとも数え年?!

七五三の年齢について・・・
満年齢」「数え年どちらでもOKです。伝統としては「数え年」での年齢で行っていましたが、最近ではどちらのお子様もお参りしています。お子様の成長具合や、家族の状況などもふまえて選ぶと良いかもしれません☆

「数え年」と「満年齢」の違いは・・・

数え年/生まれた年を1歳として、元日を迎えるごとに年を取っていくという数え方
満年齢/生まれた日を0歳として、誕生日を迎えるごとに年を取っていく数え方

兄弟で「上の子は満年齢、下の子は数え年で七五三」ってこともあると思います!そういった場合は”まとめてやってしまう”というのもありですね♪

2019年に七五三をするのは・・・

年齢 数え年 満年齢
3歳 平成29年
(2017年)生まれ
平成28年
(2016年)生まれ
5歳 平成27年
(2015年)生まれ
平成26年
(2014年)生まれ
7歳 平成25年
(2013年)生まれ
平成24年
(2012年)生まれ
    ハナ
    ハナ
    早生まれだと2歳7か月前後だよね?
    サク
    サク
    着物を嫌がったり・イヤイヤ期がピークというお子様は満年齢でもいいかもね♪

    時期はいつ?!

    時期について・・・
    11月15日が正式なお祝いの日とされていますが、最近は10月~11月末にする方が多くなっています。最も多いのが11月15日前後の土・日曜日です。混雑を避けて、9月や12月にずらす方もいます。
    親族が集まりやすい日にするのがいいかもしれませんね☆

    ハナ
    ハナ
    天候で決めるのもありかもね☆
    サク
    サク
    10月に済ませちゃったという方も多いよ!

    ご祈祷や参拝って必要?!

    神社でお祓いを受け、祝詞をあげてもらうのが一般的でしたが変化が?!3つのパターンを紹介します!

    七五三のご祈祷
    家の近くの神社や氏神様のところへ行くとされていましたが、実は特に決まりはありません。有名な神社・安産祈願を行った神社などでも構いません。また多くの神社が「千歳飴」やお守りなどを記念品として用意しています。※初穂料が必要です!

    お参りだけの場合
    最近の七五三のお参りは、神社で祈祷をしてもらわず”参拝”だけという方も増えています。参拝のみの場合には、神社でおさい銭をあげ、成長を祈りましょう。

    写真だけの場合
    子どもの健やかな成長を感謝し、長寿を祈ることが目的なので、神社で祈祷や参拝をしないで家族内でお祝いしたり、写真を撮って思い出を残したりという家庭も増えているようです。

    子どもの成長を祝う気持ちに変わりはないので、家庭の状況・お子様の状況などで祈祷を受けるか、参拝のみ、もしくは家庭内・写真撮影だけで祝うか決めるといいですね。

    初穂料っていくら?!

    ご祈祷を受ける際、神社へ納める謝礼を「初穂料」と呼びます。相場は5,000〜10,000円!「初穂料」は神社によって異なるため、事前に金額を確認しておきましょう。

    親族からお祝いをもらった場合・・・
    子どもへのお祝いの返礼は基本的に必要ないとされています。何かしらお礼をするなら、七五三を象徴する千歳飴や、菓子折りなどを用意するといいかもしれません。ご祝儀を包む場合は、自分の立場が祖父母なら1万円、おじ・おばなど親戚なら3,000〜5,000円程度が相場と言われています。

    初穂料/のし袋について☆

    いざ準備と思ったら、意外と悩むことが・・・!いくつかのポイントをまとめてみました!

    ●のし袋じゃないとダメ?
    ●のし袋の書き方は?
    ●ボールペンでいい?
    ●お金の向きは?
    ●のし袋の封は?
    ●新札が必要?

    のし袋じゃないとダメ?
    七五三の時は「水引が花結び(蝶結び)で紅白」の、のし袋を選びましょう。※関西ではお祝い事全般に鮑結びが用いられることが多いため、七五三でも鮑結びが使われることがあります。

    七五三では、紅白の水引が印刷されたもの・白封筒でもOKです!しかし、白封筒を用いる際は、郵便番号をかく欄があるものは避けたほうがいいと言われています。

    ハナ
    ハナ
    白封筒がいい・何も入れずそのままという神社もあるみたいだよ!
    サク
    サク
    気になる場合は、行く予定の神社に確認してね!

    のし袋の書き方は?

    まず蝶結びの水引の上段に、初穂料または御初穂料と書きます。
    そして、下の段には、ご祈祷を受けるお子さまの名前をフルネームで記載しましょう。
    中袋がある場合
    お金を入れる中袋は、表にはお金の金額、裏には住所・氏名を記載します。表の金額は、五千円の場合は「金 伍仟円」、一万円の場合は「金 壱萬円」と”大字(だいじ)”で書きましょう。(漢数字や数字での表記でも問題はないとのことです。)※市販ののし袋の場合は、中袋の裏面には、住所・氏名・金額を書く枠が印刷されていることが多いです。

    裏には、郵便番号・住所・ご祈祷を受けるお子様のフルネームを記載します。※中袋がない場合は、金額・郵便番号・住所を書くようにしましょう。

    ●金額の最後に「也」をつけて書かれているのし袋をたまに見ますが「也」は不要です。

    「大字」
    1→壱

    2→弐
    3→参
    4→死を連想する為、避けられる数字です
    5→伍
    6→無を連想する為、避けられる数字です
    7→漆
    8→捌
    9→苦を連想する為、避けられる数字です
    10→拾
    100→百
    1000→仟
    10000→萬

    兄弟がいる場合
    複数でご祈祷を受ける場合は、人数分用意する必要はありません。下の段に連名で記載しましょう。上の子はフルネームで書き、下の子はその左側に「名前だけ」連名で書きます。

    お寺に納める場合は、七五三ののし袋の水引の上にお布施または御祈祷料と書きましょう。

    ハナ
    ハナ
    お寺と神社で書き方が違うんだね!
    サク
    サク
    間違えたらいけないし、100円均一の「のし袋」印刷タイプが安心かも☆何枚か入っているし!

    ボールペンでいい?
    筆や筆ペンを利用しましょう。無い場合はサインペンでもOKですが、毛筆で記入するのが一般的です。裏面に書く金額・住所は小さな文字で字数も多くなる為、細い筆ペンかサインペンで大丈夫とのこと。※ボールペンの使用は避け、文字を間違った時には新しく書き直しましょう!

    お金の向きは?
    のし袋と中袋の表に、お札の表面(偉人が印刷されている面)がくるように入れます。のし袋・中袋・お札のすべてが表面で揃うようにして包むのが、お祝い事などでお渡しする際のルールです。

    のし袋の封は?
    基本的には封をのり付けして閉じる必要はありません。中身の確認がその場で必要な場合や初穂料を現金でお渡しする神社もあるので、封は開けたままお渡ししましょう。

    新札が必要?
    新札じゃないとダメ!という決まりはありません。あまりにもクシャクシャに折れ曲がっているものや破れている場合は綺麗なものと交換しましょう。

    ハナ
    ハナ
    新札じゃなくてもいいんだね♪
    サク
    サク
    5,000円札1枚が良いと言われてますが、1,000円札5枚でも問題はないんだって!

    まとめ

    七五三は、一生に数回しかないとっても大切な記念日です!ただ、祈祷しないとダメ・参拝しないとダメという決まりはありません。大事なのはこれまでの成長に感謝、そしてこれからの健やかな日々を祈念し、家族でどんな1日を過ごすかです♪

    七五三を迎えたみなさんが、素敵な1日を過ごせますように。最後まで読んでいただき、ありがとうございました☆