大牟田の夏の風物詩「大蛇山」
毎年30万人の観光客が訪れる大きなお祭り☆目を見開き、裂けるように開いた口から七色の火花をまきちらす長さ10m以上もの「大蛇山」と呼ばれる勇壮な山車が、火煙を上げながら市街を練り歩く大牟田の夏の祭典です!
今回は、おおむた「大蛇山」まつりの日程や駐車場(アクセス方法)・かませ・歴史など紹介します♪
ーもくじー
おおむた「大蛇山」まつりとは?
大牟田市の最大イベントで、毎年7月の「海の日」の前後から8月上旬にかけて開催されます♪江戸時代に起源をたどる「大蛇山祇園祭」・大牟田市商工界の「炭都まつり」・三池港周辺での「港まつり」をひとつにあわせて昭和36年(1961年)に始まった、歴史と伝統ある祭りです。まつりの主役である「大蛇山」は「大正町おまつり広場行事」の2日間登場します。
日程&スケジュール
港まつり
海の日を中心に行われる港まつりは、子どもみこしや海洋教室などの催しが行われます♪
●7月13日(土)/天領校区・三川坑跡
午前中は、港まつり・海の日式典 ・子供みこし巡行(天領校区)が行われます!
16:00~21:00は、舞台演芸・ランタン点灯式・ランタン絵画表彰式・総踊り・ステージイベント・うまかもん屋台などで大賑わい☆
●7月14日(日)/三川坑跡
16:00~21:00に、舞台演芸・うまかもん屋台・メインステージでイベント開催♪
●7月15日(祝・月)/三池港~三池島(予定)
まだ調整中ですが、三池島クルージングが予定されています!
振興行事
●7月13日(土)/三池新町演芸場 (三池新町彌剱神社境内)
18:00~21:00は、祇園楽・日舞・お楽しみ抽選会が開催されます☆
●7月27日(土)/新栄町演芸場 (アベニューパーキング内)
15:00~20:00は、琉球舞踊・歌のゲスト・地元ダンスで賑わいます♪
●7月28日(日)/新栄町演芸場 (アベニューパーキング内)
15:00~20:00は、ダーツ大会やお囃子競演会が行われます!
祇園六山三池二山参拝
●7月21日(日)/三池本町祇園宮・三池新町彌剱神社
9:00~10:00は、祇園六山三池二山参拝。
文化会館行事
●7月25日(木)/文化会館大ホール
16:30~21:00(開場16:00)、舞台芸能の夕べを開催!
●7月26日(金)/文化会館大ホール
17:00~21:00(開場16:00)、市民職場対抗歌合戦が行われます!
大正町おまつり広場行事
●7月27日(土)/大正町おまつり広場
・子どもたちが体いっぱい使って踊る「ちびっこ総踊り」
・”炭坑節”と”大蛇山ばやし”の「1万人の総踊り」
※本部で申し込むと、飛び入り参加も可能です!
・祇園六山巡行、競演、御止、かませ
祇園六山の大蛇山が花火と煙を噴き上げながら行進します。
- 17:00~17:30 オープニングパレード・セレモニー
- 17:00~17:40 ちびっこ広場
- 17:10~17:30 ちびっこ総踊り
- 17:50~19:05 一万人の総踊り
- 19:10~21:45 祇園六山巡行・競演・御止
●7月28日(日)/大正町おまつり広場
・ストリートパフォーマーが炭坑節をアレンジして競演する「炭坑節競演会」
・子どもたちが元気よく「ヨイサー!ヨイヤサー!」のかけ声で頑張る「ちびっこ大蛇&ちびっこみこし」。年に一度の大牟田っ子の晴れ舞台です!!
・市内外から14基の大蛇が勢揃いし、大迫力のパレードをします。
- 16:10~17:30 炭坑節競演会
- 17:00~18:00 ちびっこ大蛇・ちびっこみこし
- 18:00~21:30 大蛇山大集合パレード
花火大会
●8月11日(日)/帝京大学福岡キャンパス駐車場 他
17:30~21:30に花火大会が開催されます!
駐車場(アクセス方法)は?
画像引用:おおむた「大蛇山」まつり振興会 公式WEBサイト
<駐車場の場所について>
●松原中学校(大牟田市大正町5-4-16)
●大正小学校(大牟田市大正町5-5-9)
<駐車場利用可能時間>
16:00~22:00
※駐車場は、22:00すぎると施錠されるので注意してください!
7/27・7/28はイオンモール大牟田⇔大牟田駅西口間で無料シャトルバスが運行されます♪
大牟田駅から、おまつり広場までは徒歩5分程度です!
車で行かれる場合は、九州自動車道「南関IC」から約30分です!
●南関IC~県道10号~有明海沿岸道路(大牟田北IC~大牟田IC)~駐車場(松原中学校・大正小学校)
花火大会の8/11は松原中学校・大正小学校⇔石炭産業科学館前間で無料シャトルバスが運行されます♪
※大牟田駅西口前のバス停からは出ていないので、大正小学校東口乗り場まで移動しましょう(徒歩3分程度)
※花火大会会場周辺(石炭産業科学館横信号~コメリ駐車場出入り口)は18:00~22:00まで通行止めになるので注意してください。
シャトルバスの時刻表が出たら紹介します☆
かませとは??
子どもを抱えて大蛇の口の中に入れる神事で、1年間の無病息災が約束されると伝えられています。子どもが泣けば泣くほどご利益も大きいそうとか。料金は決まってなく、お気持ちで1,000円という方が多いです!かませの時間は分かり次第追記します。気に入った大蛇でお子様の無病息災を願いましょう!
小学生でもお願いすればしてくれるようです!中には大人の方も・・・
おおむた「大蛇山」まつりの歴史
大蛇山とは?
世界三大祭りの1つ(嘘)「大蛇山」がそろそろ始まりますね。 pic.twitter.com/GfqSNhqYmJ
— りょうすけ (@euphonium090202) 2017年7月11日
蛇や龍を水の神様の象徴とする『水神信仰』がかなり古くからあります。江戸時代初め、三池藩立花氏・柳川藩立花氏により悪病除けと雨乞いへの強い願いで、祭神を悪病除けや農業の神とする『祇園』のお宮が造られ、人々にも祇園信仰が広まりました。三池祇園の大蛇山は、水神信仰と祇園信仰の二つの要素が絡み合い、祇園の祭りに大蛇が取り入れられたことで『大蛇山』が出来上がったと考えられます。
大蛇山の歴史
泰龍會完成体見たい方は大蛇山祭りに足を運んでみてください😆
今年もよいさ〜 pic.twitter.com/nO3TUOYhe6— , (@yayamanLis250) 2016年7月21日
原型は、1852年(嘉永5年)三池祇園のお祭りで30人がひいた【竹・角縄・煙硝・硫黄】が使われていた山のようです。始まりはお宮建造の1640年以降~1791年の間と考えられています。
三池には新町(旧三池藩)と本町(旧柳川藩)の祇園があり、祭りで張り合っていました。明治4年頃、現在の本町5丁目の祇園で三池祇園の大蛇山に習い作り始め、大牟田の各区に広がり六山に。現在は大牟田で十数山が作製されています。
以前はお祭りが終わった後、山の取り崩しと目玉争奪戦が繰り広げられ、大蛇の左目を奪い合いました。壊れた大蛇の破片は軒先に飾り無病息災・家内安全のお守りに。しかし戦後禁止となって現在では、一部の地域において子供たち目玉とりが行われています。
「大蛇山」は三池地方の祇園社の祭礼に伴う行事です。
寛永17(1640)年に三池祇園社が建てられ、寛政3(1791)年の文献には地域の祇園さんのお祭りのことが書かれているので、江戸時代の前期から中期にかけて始まったと考えられています。
「大蛇山」と呼ばれるのは、人が乗り太鼓や鐘を打ち鳴らしながら、町中を練り歩く山車のこと。大蛇山は、長さ約10メートル・高さ5メートル・重さが最大3トンにもなり、木製の山車に和紙・竹・わら等を組み合わせた、頭・胴体・しっぽをつくり、大蛇のように飾りつけしたものです!
300年以上も前にさかのぼると推定される大蛇山の起源。古いしきたりと伝統の技術で受け継がれてきた祭りです。竹材の枠に何重にも和紙を張り合わせて作るという、昔ながらの製法が今も守り続けられ、同じ山車はありません。毎年毎年、それぞれに意匠を凝らし、より迫力ある大蛇山を作るために努力が重ねられています。
そういった努力があること・歴史深いことを踏まえると、さらに楽しめそうですね☆
大蛇山 祇園六山
三池本町祇園宮
#新しいプロフィール画像
月も変わったということで、大蛇山の原点とも言える三池本町祇園宮さんでいきます。 pic.twitter.com/B1iTFCLWdm— 大蛇山モンスター (@Daijyayamamonsu) 2018年2月1日
雲龍の彫刻と朱色に塗られた山車が特徴的!島原の乱の軍功のご祝儀として柳川藩主から贈られたと伝えられ、歴史の重みを感じさせる重厚な造りで豪華絢爛です。伝統的な手法で作られる大蛇とこの山車との組み合わせは、一見の価値があります。
三池藩大蛇山三池新町彌剱神社(やつるぎじんじゃ)
昇天龍や金の蹄を持った、謎の動物や三池藩の家紋などの彫刻が施された山車(愛称御前山)!この御前山は1852年に三池藩主から下賜された品物です。大蛇はメス大蛇で三角牙、頭のコブは一つとの伝説が。色彩は鮮やかな緑色を基調として毎年作成されています。
本宮彌剱神社
彌剱神社本宮 pic.twitter.com/oD5Xr6XLRh
— 知治(ちはる) (@mym919) 2014年7月27日
旧暦6月13日・14日の五穀豊穰、疫病、火災、洪水、早魃、魔除けとしてお祭をしたのが大牟田大蛇山の始まりです。古くから大牟田の祇園さんとして親しまれる彌劔神社の大蛇山はその伝統を現在に引き継いで行っています。
大牟田神社第二区祇園
通称『二区』と親しまれ、大蛇の口に特別な『宝珠』をくわえもっています。古来より魔除けの色とされる朱色に塗られた山車と伝統の黒・朱・緑の三色の色付を守りつつ、勇ましい雄雄しく作られている大蛇山です。今まで大阪御堂筋・博多どんたく・ホノルルフェスティバル等、大蛇山の広報宣伝の先駆も果たしています。
三区彌剱神社
鮮やかな色づかいで人気が高い大正町の大蛇山は、「三区」の名で親しまれています。迫力のある山を作るため伝え守られてきた製法に新しい技術を加え、研鑽を重ねてきた大蛇の姿はとても凛々しく、見た人の目に焼き付いて離れません。
諏訪神社
諏訪山の大蛇の売りは、何といっても荒々しさに尽きます。特徴ある顔を持つ諏訪の大蛇は男大蛇と呼ばれ、首を大きく左右に振りながら練り歩くその姿は圧倒的な力強さに溢れています。
まとめ
毎年多くの観光客、市民が集まる【おおむた「大蛇山」まつり】!!
2019年の夏は大迫力のお祭りに参加して、1年間の無病息災を祈願しませんか?
参加される際は、真夏で暑いので水分補給などの対策を忘れないようにしてくださいね♪
最後まで読んでいただき、ありがとうございました☆